人々の心に感動を残したある夫婦の本当にあった話を映画化―『35年目のラブレター』の主題歌が秦 基博「ずっと作りかけのラブソング」に決定し、併せて本予告映像、メインビジュアルが解禁された。
2003年に朝日新聞で紹介されるやテレビ・雑誌で取り上げられ、さらに創作落語にもなるなど、様々な形式で広まり多くの感動を呼んだある夫婦の本当にあった話を映画化。戦時中に生まれた西畑保は十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人に。保は自分を支え続けてくれた最愛の妻・皎子(きょうこ)への感謝を自身で書いた手紙で伝えようと、夜間中学に通い始める――。主人公・西畑保を笑福亭鶴瓶、その妻・皎子役を原田知世、西畑夫妻の若かりし頃を重岡大毅(WEST.)と上白石萌音が演じる。一から文字を習い、妻へのラブレターを書くために奮闘する夫と長年支え続けた妻の心温まる感動の実話。
本作の主題歌を手掛けたのは、“鋼と硝子で出来た声”と称される歌声と、叙情性豊かなソングライティングで注目を集める秦 基博。映画『STAND BY ME ドラえもん』(2014)の主題歌「ひまわりの約束」が大ヒット、その後も映画、CMなど数々のテーマ曲手掛けている。本作の脚本を読んだ上で作詞・作曲に挑み、完成した主題歌のタイトルは「ずっと作りかけのラブソング」。まるで西畑保(笑福亭鶴瓶&重岡大毅)とその妻・皎子(原田知世&上白石萌音)のように温かく優しさに満ち溢れた、本作のために書き下ろした楽曲となっている。
今回主題歌を務めるにあたり秦は「最初に脚本を読ませていただいて、すごく身近にありそうで、それでいて特別なお話だなと思いました。主人公の西畑保さんは何度も何度も手紙を書き直します。その度に変化していく気持ちもありながら、深まり強くなっていく奥さんへの想いをどんどん更新しながらお手紙を書かれていました。その姿は、自分が歌を作ることにも置き換えられると思い、歌うことにリンクする部分を感じながら曲を作りました。」と曲へ込めた温かい想いをコメントした。
併せて、秦 基博の想いの込められた主題歌「ずっと作りかけのラブソング」を用いた予告映像が解禁された。映像の冒頭では、保の読み書きができない姿と、寄り添う皎子が代わりに読み書きをする様子が映し出されます。読み書きができない自分を長年支え続けてくれた妻へラブレターを贈るために、定年退職後に夜間中学へ通い読み書きを学ぶ決意をする保。その周りには、真摯に読み書きを教える担任の谷山恵(安田顕)、そばで見守る娘夫婦(徳永えり、ぎぃ子、辻本祐樹、本多力)に加え、人生の恩人となる寿司屋の大将・逸美(笹野高史)ら、優しさ溢れる個性豊かな人物たちが登場している。
映像の後半では主題歌「ずっと作りかけのラブソング」も披露。長年支えてくれた妻へラブレターを贈るために、葛藤しながらも精一杯努力する保の姿が映し出される。そして、2人が出会った当時、読み書きができないことを涙しながら初めて明かす若かりし頃の保(重岡大毅)と、その涙を拭うように「今日から私があなたの手になる」と、保をまっすぐ見つめる皎子(上白石萌音)の夫婦愛に満ちたシーンも。秦の楽曲により一層温かく彩られた、優しい気持ちになれる予告映像が完成した。
本予告映像
『35年目のラブレター』は2025年3月7日(金)より全国で公開
監督・脚本:塚本連平
出演:笑福亭鶴瓶、原田知世
重岡大毅、上白石萌音
徳永えり、ぎぃ子、辻本祐樹、本多力
江口のりこ、くわばたりえ、笹野高史、安田顕
配給:東映
©2025「35年目のラブレター」製作委員会