『はたらく細胞』の公開記念舞台挨拶が12月14日(土)にMOVIX堺で行われ、永野芽郁、佐藤健が登壇した。
細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画『はたらく細胞』(著者:清水茜、講談社「月刊少年シリウス」所載)。2015年連載開始とともに話題沸騰、2017年にフランスの新聞『ル・モンド』が選ぶ「この夏推薦する図書リスト」に選出されるなど国内だけでなく世界中から注目を集め、2018年のアニメ化でさらにブームは過熱。以後、現在まで数々のスピンオフ作品が発表され続けており、シリーズ累計発行部数1,000万部を超えるメガヒットを記録。そして、日本を代表する超豪華キャスト×スタッフ陣によって実写映画化。人間の体の中を舞台に繰り広げられる<世界最小の物語>を、日本映画最大級のスケールで描く映画『はたらく細胞』。
MOVIX堺で実施した舞台挨拶では、コラボ商品であるキュートな赤血球&白血球の帽子クッションをかぶった永野と佐藤が登場すると、会場からは黄色い声援と割れんばかりの拍手が寄せられた。舞台挨拶会場となったMOVIX堺は、館内所狭しと彩られた見事な『はたらく細胞』仕様の装飾で、SNSでもたびたび話題になるほど注目されている。永野は「『静脈弁』と書かれた入口とか、天井からぶら下がる赤と白の飾りとか、撮影で実際に使われた小道具もたくさん置いてあって、スタッフさんも赤血球の恰好をしてくださったり…ありがたいです!」と感激の様子。佐藤も、「すごく広い空間を使って、映画館の装飾を体の中みたいにして、盛り上げていただけて嬉しいですし、光栄です!僕たちが撮影した時の小道具もそのまんまで、懐かしかったです」と、劇場へ感謝を伝えた。
大阪という土地について、度々訪れるという2人。永野は「先月もお仕事で来て、自分でお好み焼きを焼けるお店に行きました。おいしかったです!」、佐藤は「個人的に謎解きが好きで、大阪でしかできないものも多いのでプライベートでもよく行きます。大阪の謎解きは難しいんですよ。堺にも謎解きがあれば確実に行きます!」と、それぞれ笑顔でコメントした。
役作りについての話題では、永野が「原作からは一コマ一コマの表情を勉強することも多かったですし、アニメからは動きや声のトーンなどを、研究して挑んだつもりです」と、原作コミックやアニメへの敬意を払いながら赤血球役を演じていたことを明かした。話題沸騰中の本作アクションシーンについて問われた佐藤は「細胞として体内でしかできないような、重力を無視したような動きなどをリアルに見せていくアイデアを、みんなで出し合いながら作っていきました」と、アクションに定評のある佐藤ならではのこだわりを語った。これに対し、永野は「かっこよかったです!こうして白血球さん、もしくは健さんに守られたい女性はいっぱいいるんだろうなと思いました」と佐藤を絶賛。対する佐藤が「ありがとう。みなさんの体の中で毎日毎日守っています!」と白血球としてコメントし、会場からは拍手喝采。
本作ではCGだけに頼らず、こうしたロケ地や豪華なセット、また映画全体で総勢7,500名ものエキストが参加し、唯一無二の【はたらく細胞ワンダーランド】を作り上げている。W主演の2人もエキストラたちとの撮影シーンは印象的だったようで、永野は「たくさんのエキストラさんたちが集まってくださって、みなさんを見るだけで、この作品にすごく期待してくださっているんだなと思えたので、撮影のモチベーションの一つでした!」と笑顔に。佐藤は「ちなみにエキストラで参加したよって人は?」と会場に質問し、実際に手を挙げた人を見て「おお!それって、赤血球役か白血球役か指定されてたんですか?じゃあ赤が勝ち組だ、白血球は白塗りが大変だから(笑)」と話し、会場を笑わせた。
続いて印象的なシーンについて問われると、永野は赤血球と白血球が“鼻腔”で足湯に浸かって対話するシーンをピックアップ。「鼻腔のシーンは撮影初日だったんですよ。まだ健さんの白血球ビジュアルを見慣れる前だったので、複雑な心境で(笑)赤血球が自分のふがいなさに落ち込むシーンなのに、目の前に真っ白な健さんがいるから、どこに気持ちを持っていけばいいんだろうかと葛藤した印象があります!」と、撮影初日から白塗りの佐藤と対峙する難しさを語り、会場は爆笑の渦に!これに対して佐藤は「そんな状況なのに一発でできちゃうあなたは天才よ!本当にすごいんですよ、真っ白なやつが突然現れて、目を見ながら泣けと言われて…」と永野の名優っぷりを大絶賛し、永野が「いやいや、健さんがいてくれたからです!」と答え、抜群のコンビネーションを披露。さらに佐藤が「しかも俺、除毛クリームを渡されて、脱毛した状態で足湯のシーンを撮っています」と、まさかの裏話を語り会場を沸かせていた。
佐藤のとっての印象的なシーンは、阿部サダヲ演じる不摂生な茂の体内ではたらく、板垣李光人と加藤諒の新米先輩赤血球コンビのシーンだという。「僕は赤血球コンビのブロマンスというか、あの関係が大好きですね。茂の体内は荒んでいて、はたらいている赤血球たちもくたびれたおじさんばっかりなんですよ。その中に板垣くんがいることで、見ていられるんです。板垣くんがいなかったら見ていられないようになってたかも(笑)板垣くんは綺麗だから絶妙なバランスだなあと思って、見ていましたね」と、新米赤血球役の板垣の美しさを絶賛していた。
続いてぜひ注目してほしい見どころについて問われると、永野は「細部にまでこだわった美術にも注目していただきたいなと思いつつ、やっぱりエキストラのみなさんですね。本当にたくさんの方々が参加してくださって、みなさん経験があるのかなと思うぐらい、ちゃんと一人一人お芝居されているんですよ。だからエキストラのみなさんの演技にも注目いだけると、また面白いかなと思います!」と、エキストラたちの活躍を猛プッシュ。佐藤は「赤血球と白血球が走って逃げるシーンとか、意外と難しいことをしているんですよ。撮影時には見えないCGの触手を避けたり、後ろからの攻撃をかわしながら逃げたり。2人で共通の見えないものを、見えているふりをしてお芝居をするので」と、アクションシーンの苦労について言及。永野が「コンビネーションが試されましたね!」と言うと、佐藤も「Fukaseくんとのバトルのシーンでは、攻撃を避けるために赤血球を突き飛ばすところとか、もうコンビネーションのたまものです!」と共感しながら熱弁する一幕も。
さらに、佐藤が「僕は衣装の中にパットを仕込めるけど、永野さんは足がむき出しの衣装だったので、突き飛ばすシーンはかわいそうで…」と心配していたことを明かすと、永野が「カットがかかると健さんは誰よりも早く走ってきてくれて、『大丈夫?ケガしてない?』って声をかけてくれるんです!」と語り、赤血球を助ける白血球の関係を彷彿とさせるエピソードに、会場も大盛り上がりに。
最後に永野は「この映画を広めるために大阪に来られて、みなさんがあたたかく迎えてくださって、映画を楽しんでくださったんだなというのも表情から伝わってきて、ほっとしたままこれから広島に迎えます。これからまだまだ上映は続くので、ぜひ飽きずにたくさんこの作品を愛していただけたら嬉しいです!」、佐藤は「ちょっと自分の体が愛おしくなったんじゃないですか?いつも自分の体の中ではこんなことが起きていて、細胞という一番身近なヒーローが戦っていて、そう思うと自分の体が愛おしくなる映画だと思います。たくさんの方に観ていただきたいと思いますので、もしよかったら周りの方にも広めてもらって、引き続き一緒にこの作品を盛り上げてくださったら嬉しいです!」と、それぞれ笑顔でコメントした。
【提供写真、オフィシャルレポート】
『はたらく細胞』は公開中
監督:武内英樹
出演:永野芽郁、佐藤健/芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、深田恭子/片岡愛之助/新納慎也、小沢真珠、Fukase(SEKAI NO OWARI)/阿部サダヲ
配給:ワーナー・ブラザース映画
©清水茜/講談社 ©2024映画「はたらく細胞」製作委員会
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