阪神淡路大震災から30年の節目の公開を目指す、神戸を舞台にした映画『港に灯がともる』の本予告映像が解禁された。
神戸を舞台に、阪神・淡路大震災の翌月に長田区で生まれた一人の在日コリアンの女性・灯(あかり)の成長を描く物語です。灯は、自身の出自と親から聞かされる震災の記憶との板挟みになり、双極性障害を発症。そんな中、心のケアと出会ったことをきっかけに自分の心と向き合えるようになり、ゆっくりと希望を見出していけるようになる―。
今回、主人公・灯(富田望生)が暮らす神戸の風景や、劇中の登場人物が口にする印象的な言葉をいっぱいにちりばめた予告編が解禁された。家族、国籍、病気…灯が抱える様々な悩みを感じるうちに、知らず知らずのうちに灯の気持ちが痛いほど胸に迫ってくる、そんな一篇が完成した。
また、公開まで残り1か月を前に、プロデューサー・堀之内礼二郎からのコメントが到着した。
「あなたなりの『生きやすさ』をみつけてほしい」劇中に登場する精神科医の言葉です。この作品は、心に傷を負った主人公・灯が、少しずつ、少しずつ、自分なりの「生きやすさ」をみつけていく、そんな物語です。灯と一緒に歩きながら神戸の空気を感じることで、もしかしたらあなたなりの「生きやすさ」がみつかるかもしれません。そうなってほしいという願いをこめて、来年1月17日、あなたに贈ります。
堀之内礼二郎(プロデューサー)
本予告映像
『港に灯がともる』は2025年1月17日(金)より全国で順次公開
監督・脚本:安達もじり
出演:富田望生
伊藤万理華、青木柚、山之内すず、中川わさ美、MC、NAM、田村健太郎、土村芳、渡辺真起子、山中崇、麻生祐未、甲本雅裕
配給:太秦