『はたらく細胞』のメガヒット!記念舞台挨拶が12月23日(月)に新宿ピカデリーで行われ、永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、阿部サダヲ、武内英樹監督が登壇した。

細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画『はたらく細胞』(著者:清水茜、講談社「月刊少年シリウス」所載)。2015年連載開始とともに話題沸騰、2017年にフランスの新聞『ル・モンド』が選ぶ「この夏推薦する図書リスト」に選出されるなど国内だけでなく世界中から注目を集め、2018年のアニメ化でさらにブームは過熱。以後、現在まで数々のスピンオフ作品が発表され続けており、シリーズ累計発行部数1,000万部を超えるメガヒットを記録。そして、日本を代表する超豪華キャスト×スタッフ陣によって実写映画化。人間の体の中を舞台に繰り広げられる<世界最小の物語>を、日本映画最大級のスケールで描く映画『はたらく細胞』。

12月13日(金)の公開から、イベント前日の12月22日(日)までの10日間で観客動員数128万人、興行収入17.5億円の大ヒットを記録している本作。大ヒットを受けて永野は「数字として出てくれるとホッとする気持ち」と安堵の表情を浮かべ、佐藤も「誇らしいです。出演できたこともそうだし、自分たちが愛した作品を皆さんにも愛してもらえることが嬉しい」と喜んだ。

会場には佐藤演じる白血球の帽子をかぶった観客も見受けられ、この日は永野が赤、佐藤が白とそれぞれの役柄をイメージしたか衣装で登場したが、「(永野の衣装は)前々日くらいの時点では靴も赤だったんです。全部赤できてるから俺も真っ白にしないとと思って今日真っ白にしたら黒(の靴)を履いていらっしゃる」と不満げな様子を見せた佐藤。これに永野は「爪も赤にしちゃったから、さすがに赤すぎるかなと思って」というと、「じゃ俺白すぎるよ」と苦笑する佐藤は「フィッティングでは真っ赤だったんですよ」と食い下がり、永野は「たまたま赤を履いていたんです」と釈明し、笑いを誘った。

本作では、感動するという声が多く寄せられているが、自身が試写を観たときには「大号泣」と話す永野は「(台本を)読んでいたはずなのに嘘みたいに泣きました」と振り返る一方で、佐藤は「僕は映画はだいたい泣きます」と話し、阿部演じる茂が芦田演じる日胡を思うシーンでは「(椅子から)崩れ落ちて泣きました」と明かした。演じた芦田は「阿部さんの顔を見たら泣けてくる。自然と日胡ちゃんの気持ちになった」と撮影を振り返った。

そんな芦田の演技に阿部は「すごいですよね」と感心仕切りの様子だったが、「どうやってるの?昔からそうじゃない?」と質問すると「あの場所も自然にそういう気持ちになれた」と答える芦田。続けて、佐藤が「小さい時からすぐに泣けたじゃん。泣き方は小さい時と大人になって変わる?」と質問すると、芦田は「小さいときは悲しいことを想像してとかありましたけど、最近は役の気持ちで」と明かし、佐藤は「大人になられて」と感慨深げな様子を見せた。

さらに芦田と阿部の2人について「とても素敵な親子ですよね」という永野は、撮影現場を訪れた際に「オフの時間も親子の空気が流れていて、そのままスクリーンに出ていて」と明かし、佐藤は「“はたらく細胞”としてもはたらきがいがありますね。いくらでも命を懸けてたたかいますという気持ちです」と笑いを誘った。

【写真・文/編集部】

『はたらく細胞』は公開中
監督:武内英樹
出演:永野芽郁、佐藤健/芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、深田恭子/片岡愛之助/新納慎也、小沢真珠、Fukase(SEKAI NO OWARI)/阿部サダヲ
配給:ワーナー・ブラザース映画
©清水茜/講談社 ©2024映画「はたらく細胞」製作委員会
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