『コールミー・バイ・ノーネーム』完成披露トークイベントが1月7日(火)に都内で行われ、工藤美桜、尾碕真花、枝優花監督が登壇した。
「最初から分かっていた。本当の名前を呼んでしまったら、この恋は終わるのだと。」英知大学に通う世次愛(工藤美桜)は、ゴミ捨て場に捨てられていた美しい女・古橋琴葉(尾碕真花)と出会う。掴み所の無い琴葉を自宅に招いたことをきっかけに友人になりたいと思う愛だったが、その提案はすげなく拒否されてしまう。そして琴葉という名前は改名後のものであることを知る。そんな琴葉が代わりに提案してきたのは、本当の名前を当てられるまで『恋人』でいること。そして、仮初めの交際の中で彼女の本名を当てられたら約束通り『友人』になるという奇妙な賭けだった。後に引けずその賭けに乗ることになった愛は、琴葉と『恋人』としてぎこちなくも関係を深めていくが、彼女の名前に隠された過去が現在に牙を剥くようになり――。他人と向き合うこと、自分を受け入れること、幸せを知ること。限られた時間の中で不器用な想いと切なさが迸る、新世代のガールズラブストーリー。
自身の役どころについて「いろんな面がある女の子で演じていて魅力的な女の子だな、私にはないものをいっぱい持っているなと思っていました」という工藤。尾崎は「難しかったです」と振り返り、「私とはかけ離れたキャラクターだったので、まずは古橋琴葉のキャラクター像を捉えるのが大変」といい、役作りについては「ゆっくり、落ち着く、しゃべるということを意識しました」と明かした。
撮影現場では「シリアスなシーンを撮っているとは思えない現場の空気感」という尾崎は「重いシーンを撮っていても引きずらないのがありがたかった」とコメント。“毎日が山場”という撮影では「後半になるにつれて本心が見えてくると思うので、そこのシーンが…」と苦笑し、「こんなに自分と向き合ったことがないかもと思ってお芝居をしていました」と明かした。
一方で、工藤は「海で撮影したんですけど、水が苦手という不安もあったんですけど、本読みの際にボロ泣きで何も伝えられなくて。実際私は当日、ちゃんと琴葉に伝えられるのだろうかと毎日思いながらやってきた」と振り返りつつ、撮影では「無事みなさまの支えがありまして乗り越えられた」と安堵の表情を浮かべた。尾崎も「美桜ちゃんが水が苦手だから、その状態と(工藤が演じる)めぐちが重なって、尾崎も動かされたし、琴葉のお芝居もその姿で変わった」と明かした。
【写真・文/編集部】
ドラマフィル『コールミー・バイ・ノーネーム』は2025年1月9日(木)より順次放送開始(30分/8話)
【放送】
MBS 2025年1月9日(木)より毎週木曜25:29~
テレビ神奈川 2025年1月9日(木)より毎週火曜25:00~
テレビ埼玉 2025年1月13日(月)より毎週月曜24:00~
群馬テレビ 2025年1月14日(火)より毎週火曜24:30~
とちぎテレビ 2025年1月15日(水)より毎週水曜25:00~
チバテレ 2025年1月16日(木)より毎週木曜23:00~
【配信】
FOD見放題にて独占配信
TVer、動画イズム見逃し配信1週間あり
監督:枝優花
出演:工藤美桜、尾碕真花
中井友望、三原羽衣/さとう珠緒/橋本涼