昭和を代表する家族劇の傑作が時を経ても色褪せない魅力そのままに令和に甦る―Netflixシリーズ『阿修羅のごとく』の本編クリップと相関図が解禁された。

数々の名作ドラマを執筆し、日本のホームドラマの礎を築いた不世出の脚本家、向田邦子の最高傑作として名高いドラマシリーズ「阿修羅のごとく」(1979~80)。かつて新人時代に向田邦子とともに仕事をしたプロデューサー八木康夫が企画し、向田を最も尊敬し一番影響を受けたと繰り返し語ってきた世界的名匠、是枝裕和の監督・脚色により、このたびリメイクされることが決定。物語の中心となる四姉妹を演じるのは、宮沢りえ、尾野真千子、蒼井優、広瀬すず。日本を代表する超豪華俳優・スタッフ陣による、現代版ホームドラマとしてふさわしい、新たな「阿修羅のごとく」が誕生する。

今回、明日1月9日(木)の配信開始に先駆けて公開されたのは、本作の物語の軸となる“父親の愛人問題”が発覚する第1話の重要シーン。次女・巻子(尾野真千子)の自宅である里見家に四姉妹が久々に集まり家族会議を開く中、三女・滝子(蒼井優)が深刻そうに「お父さん、面倒見てる人いるのよ...」と切り出す。しかし、デパートに自分のシャツも買いに行けないような齢70にもなる父親が愛人を作るなんて信じられない!と、長女・綱子(宮沢りえ)も次女・巻子(尾野真千子)も「他の人ならともかくうちのお父さんにそんな」と茶化し、四女・咲子(広瀬すず)も同様に滝子の話を真剣に取り合おうとしない。

さらに家族会議を酒のつまみに同席していた巻子の夫・鷹男(本木雅弘)も「お父さんに彼女ね~」と軽くあしらうと、巻子から「今笑ってるこの方ならともかくよ」としっぺ返しを食らい、滝子の話をよそに痴話げんかまで勃発する始末。しかし、滝子が「見たんだもん私。」と、父と愛人、さらには子供の3人を実際に見かけたと打ち明けると、その場にいた全員がようやく事の重大さに気付き始めるのであった・・・退職後も、昔の部下のお情けで火曜と木曜だけ働く“火木(=寡黙)の人”だと、家族全員が信じて疑わなかった父親は、本当に家族を裏切りよそで愛人と子供まで作っていたのだろうか—。ここから始まる阿修羅のような壮絶で見応えのある人間ドラマに、期待が膨らむばかりである。

本編クリップ

併せて、本作の相関図が公開された。中心におかれるのは、物語のメインとなる竹沢家の四姉妹とその両親。彼女たち家族を軸に、それぞれに渦巻く人間模様もまさに見応えのあるものとなっており、日本を代表する超豪華俳優陣が入り乱れるこの相関図をチェックしていただきたい。

Netflixシリーズ『阿修羅のごとく』は2025年1月9日(木)よりNetflixにて世界独占配信(全7話一挙配信)
監督・脚色・編集:是枝裕和
出演:宮沢りえ、尾野真千子、蒼井優、広瀬すず
本木雅弘/松田龍平、藤原季節/内野聖陽
國村隼/松坂慶子
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