ケイシー・アフレック主演×ビル・ポーラッド監督『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』の本編映像が到着した。

本作は、実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が辿った驚くべき実話をもとに、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(2014)以来、8年ぶりにビル・ポーラッドが監督・脚本を務めた長編作。主人公ドニーをケイシー・アフレックが演じている。1979年、ワシントン州の田舎町でレコーディングされた1枚のアルバム「Dreamin' Wild」。10代のドニーは兄とデュオを結成し、父が建てたスタジオで数々の楽曲を生み出した。情熱を注ぎ込んで作った音楽だったが、世間からは見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。それから約30年後――。ドニーは、コレクターにより発見されたアルバムが再評価され、“埋もれた傑作”として人気を博していることを知る。しかし、思いがけない成功は、目を背けてきた過去や感情を呼び起こし…。

1970年代、アメリカの田舎町で音楽に目覚めた10代の兄弟が辿る驚くべき実話を描いた映画『ドリーミン・ワイルド名もなき家族のうた』。10代のドニーとジョーの兄弟を演じた2人は、今大きな注目を集める若手俳優。ドニーを演じたノア・ジュプは、『ワンダー君は太陽』(2017)、『ハニーボーイ』(2019)、『クワイエット・プレイス』シリーズなどに出演、実生活では音楽好きとしても知られており、歌唱力にも定評がある俳優だ。兄のジョーを演じたジャック・ディラン・グレイザーはスティーブン・キング原作のホラー映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』シリーズに出演して話題を集め、『ビューティフル・ボーイ』(2018)ではティモシー・シャラメの少年時代を演じ、話題になった。

今回解禁された本編映像に登場するレコーディングスタジオは、一部内装を除き、約30年前に数々の名曲を生み出した実在のスタジオで撮影された。本作のモデルとなったドニーとジョーの兄弟の父親ドンが、息子たちのためにシンセや8トラックなど当時最新鋭の機材を配したレコーディングスタジオを自宅農場の敷地内に建設。父親の深い愛情が詰まったこのスタジオで、ドニー&ジョー・エマーソンは、30年後にカルト的人気を博すアルバム「Dreamin' Wild」を作る。

ビル・ポーラッド監督は「実在のスタジオで撮影したのもこだわりです。映画で家族たち協力のもとロケーションを撮影させてくれるなんてことはあまりない。今回は許可してくださって幸運でした」とコメント。さらに「ノア・ジュプとジャック・ディラン・グレイザーたちは、現場でも実際に歌って楽器を弾いていた。実は撮影が終わった後も2人はバンド活動を続けていたくらいなんです(笑)」と、モデルのドニー&ジョー・エマーソンのごとくキャストたちも音楽に夢中になったというエピソードも明らかになった。今回解禁された本編映像には、実在のスタジオを舞台に、兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」の新たな音楽が生まれる瞬間が収められている。

スタジオに兄のジョー(ジャック・ディラン・グレイザー)が尋ねてくると、音楽を制作していたドニー(ノア・ジュプ)は「聞いて」とヘッドホンを手渡す。オリジナル楽曲“Give Me The Chance”の楽曲が流れると、ドニーは自信ありげな表情で笑みを浮かべる。兄のジョーは、その音楽に痺れた様子で「ドニー!何だこれ、天才かよ!マジでぶっ飛んだぜ」「お前ってやつはすごすぎる」と弟の才能を心から称賛する。強い信頼関係で結ばれた2人は、明るい未来に疑いもなく音楽に全力を注いでいた。しかし、この音楽たちが日の目を浴びることとなるのは、これから約30年後となるのだった――。時を経て再結成した2人は、どのような想いで音楽、そして家族と向き合うのか。時代を越えて人々の胸に残り続ける「Dreamin' Wild」に収録された楽曲と共に、心揺さぶる人間ドラマに期待が高まる。

本編映像

『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』は1月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開
監督・脚本:ビル・ポーラッド
出演:ケイシー・アフレック、ノア・ジュプ、ズーイー・デシャネル
 ウォルトン・ゴギンズ 、ボー・ブリッジス
配給:SUNDAE
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