人々の心に感動を残したある夫婦の本当にあった話を映画化―『35年目のラブレター』のメイキング映像と場面写真が解禁された。

2003年に朝日新聞で紹介されるやテレビ・雑誌で取り上げられ、さらに創作落語にもなるなど、様々な形式で広まり多くの感動を呼んだある夫婦の本当にあった話を映画化。戦時中に生まれた西畑保は十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人に。保は自分を支え続けてくれた最愛の妻・皎子(きょうこ)への感謝を自身で書いた手紙で伝えようと、夜間中学に通い始める――。主人公・西畑保を笑福亭鶴瓶、その妻・皎子役を原田知世、西畑夫妻の若かりし頃を重岡大毅(WEST.)と上白石萌音が演じる。一から文字を習い、妻へのラブレターを書くために奮闘する夫と長年支え続けた妻の心温まる感動の実話。

今回、本作で初めて寿司職人という役柄を演じた笑福亭鶴瓶と重岡大毅が、実際の職人指導の元、本格的な所作を練習する様子が切り取られたメイキング映像が解禁された。笑福亭鶴瓶と重岡大毅演じる主人公・西畑保は、貧しい家庭に生まれ文字の読み書きができず、苦しい人生を送っていたが、逸美(笹野高史)に手を差し伸べられ、寿司職人として定年まで働き続ける。映像には、実際に寿司を握る重要なシーンの撮影に向けて、役作りに励む2人の姿が収められている。

冒頭では、職人からアドバイスを受け、落ち着いて寿司を握る鶴瓶の姿が映し出される。一方で、目の前で見る職人技に驚きを隠せない重岡の様子も捉えている。寿司を握る難しさを実感しつつ、懸命に練習を繰り返す重岡。その甲斐あり、指導にあたった職人も「手つきがしなやかで、(握りの)工程が上手。」と重岡を絶賛した。さらに、練習中の重岡を鼓舞する鶴瓶と、現場で会えた喜びに満面の笑みを浮かべる重岡の姿も。練習を終えた重岡は「寿司を握る姿を見る事はあっても、実際に握ったことは無かったので、とても新鮮でした。職人の皆さんが優しく丁寧に教えてくださったので、本番頑張ります。」と撮影への意気込みを語った。そして、西畑保(重岡)が皎子(上白石萌音)に寿司を振る舞うシーンの撮影当日、重岡が寿司を握る難しさを上白石に語るほほえましい場面も収められている。鶴瓶と重岡の役作りの成果をスクリーンでご覧いただきたい。

メイキング映像

『35年目のラブレター』は2025年3月7日(金)より全国で公開
監督・脚本:塚本連平
出演:笑福亭鶴瓶、原田知世
 重岡大毅、上白石萌音
 徳永えり、ぎぃ子、辻本祐樹、本多力
 江口のりこ、くわばたりえ、笹野高史、安田顕
配給:東映
©2025「35年目のラブレター」製作委員会