『ショウタイムセブン』のジャパンプレミアが1月22日(水)に都内で行われ、阿部寛、生見愛瑠、吉田鋼太郎、Perfume、渡辺一貴監督が登壇した。

夜7時、爆破犯からの1本の電話で始まる犯人との独占緊急生中継。爆弾が仕掛けられたテレビ局、交渉役に指名されたのは元人気キャスター。犯人の正体と本当の目的とは?前代未聞の「命懸けの<生放送(ショウタイム)>」をリアルタイム進行で描くサスペンス・エンタテインメント。韓国で大ヒットを記録したソリッドスリラー『テロ,ライブ』を原作に、全編にわたって緊張感が漂う中、オリジナル展開をふんだんに盛り込んだ。監督・脚本は渡辺一貴。主演を務めるのは阿部寛。さらに主要キャストに竜星涼、生見愛瑠、井川遥、吉田鋼太郎が出演、前原瑞樹、平原テツ、内山昂輝、安藤玉恵、平田満ら実力派俳優陣が顔を揃える。

「ハードルの高い役だった」という阿部は「知らないうちにカメラが15分回っていたという経験をしました」とリアルタイムで進行する本作ならではの撮影を感じたという。その阿部について「阿部さんがいらっしゃるだけで現場が締まる」という生見は「信じられないくらいのセリフ量を一発でこなされていて」と驚きを隠せない様子で、阿部自身も「過去最高でした」というほどのセリフ量だったというが、その一方で「アナウンサーの言葉はちゃんと考えられているので、意外と覚えやすかったのは自分でびっくりした」と振り返った。

また、阿部がいるシーンと吉田がいるシーンでは撮影カットが異なることから「撮り終わった阿部さんの映像を流せば済むはずで大抵はそういう手法をとる」という吉田だが、本作では実際に阿部がその場にいたようで「阿部さんは文句ひとつ言わずに付き合ってくれる」と称賛した。アナウンサー役が初めてという生見は「活舌がこんなにも難しいんだと。カメラ目線で演技をするのが難しくて、勉強になりました」と明かした。

本作では主題歌を担当し、本人役としても出演するPerfumeの3人。14年ぶりとなる映画出演となったが、「現場の雰囲気が音楽の現場とは全然空気感が違う」といい、「どんどん緊張が煽られて」と独特な空気を感じたというかしゆか。あ~ちゃんは「すごい数のスタッフさんが関わっていて。静寂だった」と驚きを隠せない様子で、本作については「緊迫感がすごくて息するの忘れた」と話し、自身の出演シーンについては「緊張が画面に映ってた。でもそれがこの映画の緊迫感といい風に相まって、いい風になってました」と笑いを誘った。また、出演にあたって、のっちは「なんでお声がけしていただいたんだろうろ思っていたんですけど、『そういうことね』と見ていただいたらその意味が分かる」と納得している様子を見せた。

作品にちなんで、登壇者から阿部に対して“無茶な要求”を行うころに。阿部のプライベートが想像つかないという生見は「YouTubeでVlogをやってほしい」というと、登壇者からも「見たい」という声が上がり、阿部は「いつか…」と照れ笑いを浮かべた。また、阿部が出演するドラマ『VIVANT』の大ファンだという吉田は「もし2があるとしたら、阿部さんからTBSの方に…」と提案すると、阿部は「言っておきます」と即答し、会場を沸かせた。さらにPerfumeからは「4人で自己紹介できたら嬉しい」と提案、照れながらも「ここはやりますよ」という阿部。その後、Perfumeの3人からレクチャーを受け、「4人合わせてPerfumeです」と見事に成功させ、会場を沸かせた。

【写真・文/編集部】

『ショウタイムセブン』は2025年2月7日(金)より全国で公開
監督・脚本:渡辺一貴
原作:The film “The Terror, Live” written and directed by Kim Byung-woo, and produced and distributed by Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Cine2000
出演:阿部寛
 竜星涼、生見愛瑠
 前原瑞樹、平原テツ、内山昂輝、安藤玉恵、平田満
 井川遥、吉田鋼太郎
配給:松竹 アスミック・エース
©2025『ショウタイムセブン』製作委員会