爆風スランプ不朽の名曲「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされた映画『大きな玉ねぎの下で』のasmiが歌唱する主題歌「大きな玉ねぎの下で」MVが公開された。
人気ロックバンド・爆風スランプが1985年にリリースした「大きな玉ねぎの下で」。楽曲、映画のタイトルにもある「大きな玉ねぎ」とは、日本武道館の屋根の上に光る擬宝珠を指している。ペンフレンドの文通相手と初めて武道館で待ち合わせる淡く切ない恋模様が心地よいバラードソングとなり、数多くの人の心を震わせてきた。そんな名曲にインスパイアされた本作の主人公は、夜はバー、昼はカフェになる「Double」でそれぞれ働く2人の大学生。将来に希望が持てず就職活動も滞り中な丈流(神尾楓珠)と、自分の夢をまっすぐ追うあまり、できない自分が嫌になり葛藤する美優(桜田ひより)。2人を繋ぐのは、連絡用のバイトノートだけ。業務連絡のみならず互いの趣味や悩みも綴るようになったことで、やがて素性を知らぬまま“大きな玉ねぎの下<日本武道館>”で初めて会う約束をするが…。一方、あるラジオ番組で語られていたのは、30年前の文通相手(ペンフレンド)との淡い恋。顔は知らないけど、好きな人と武道館で初めて会う約束をして―。
バイト先の“業務用ノート”を通じて言葉のやり取りを交わし、惹かれあいながらもすれ違い続ける丈流(神尾楓珠)と美優(桜田ひより)。今回公開された主題歌MVでは、そんな2人の温かくも切ないひとときが、asmiの愛らしく柔らかな歌声に乗せて映し出されている。映像内では互いの些細な言葉に勇気づけられ、時には喜びを噛み締める姿も。プライベートや就活など悩みが尽きない2人にとって、本音や弱音を吐き出せる“業務用ノート”の存在が次第に心の支えとなっていく様子が伝わりる。
神尾・桜田が体現する等身大の姿はもちろん、どこか懐かしくも温かい気持ちを呼び起こす彼らが魅せるさまざまな表情にも必見だ。また、asmiが登場するシーンでは、劇中に登場するカフェバー「Double」での撮影を敢行。本編には人気アーティストA-ri役としても出演しているasmiだが、MVのラストでは丈流と美優、asmiがすれ違う姿も収められるなど、この映像でしか見ることができない貴重なシーンも。本作の公開に先駆け一足早く本作の世界観に浸ることができるエモーショナルな映像が完成した。
本作の魅力が伝わることはもちろん、asmiの包み込むような愛らしい歌声がどこか切ない余韻を残す主題歌MV。爆風スランプによる不朽の名曲をカバーするにあたり、「ペンフレンドのふたりが出会う前のもどかしさや切なさを、私の歌声から伝えられるように心を込めて歌いました」と曲に込めた特別な想いを明かすasmi。そんな彼女の歌声を、神尾と桜田も「(asmiの歌声を聴いて)心が洗われていく感覚になりました。歌詞の良さがストレートに伝わってきてすごく素敵です」と神尾、桜田も「透き通った声が素敵で、(撮影中)毎日asmiさんの曲を聴いていました。とても心地良かったです」と大絶賛している。
asmi「大きな玉ねぎの下で」MV
『大きな玉ねぎの下で』は2025年2月7日(金)より公開
監督:草野翔吾
出演:神尾楓珠、桜田ひより
山本美月/中川大輔/伊東蒼、藤原大祐、窪塚愛流、瀧七海
伊藤あさひ、休日課長、和田正人、asmi/飯島直子
西田尚美、原田泰造/江口洋介
配給:東映
©2024映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会