片山慎三監督最新作『雨の中の慾情』が2月7日(金)からPrime Videoで見放題独占配信されることが決定した。
本作は長編映画デビュー作『岬の兄妹』(2018)で日本映画界に衝撃を与えた片山慎三監督。予測不能の展開が話題を呼んだ『さがす』(2022)や、国内はおろかアジア圏で高く評価された「ガンニバル」(2023)など、センセーショナルな作品を次々と世に送り出してきた彼が挑むのは、今年デビュー70周年を迎える「ねじ式」「無能の人」等で知られる伝説の漫画家・つげ義春による短編「雨の中の慾情」の映像化だった。
昭和初期の日本を感じさせるレトロな町並みが多い台湾中部の嘉義市で約1か月のロケを敢行した日本×台湾の共同制作作品。メインキャストは成田凌、中村映里子、森田剛。二人の男と一人の女の切なくも激しい性愛と情愛が入り交じる、数奇なラブストーリーが誕生した。つげ義春ならではのシュルレアリスム作品「雨の中の慾情」。この異端作をベースに、片山慎三監督が独創性溢れる本作は、観客の脳/目/耳/心をかつてない映画体験へと叩き込むかつてない衝撃作となっている。『雨の中の慾情』は2月7日(金)からPrime Videoで見放題独占配信開始。
ストーリー
貧しい北町に住む売れない漫画家・義男(成田凌)。アパート経営の他に怪しい商売をしているらしい大家の尾弥次(竹中直人)から自称小説家の伊守(森田剛)とともに引っ越しの手伝いに駆り出され、離婚したばかりの福子(中村映里子)と出会う。艶めかしい魅力をたたえた福子に心奪われた義男だが、どうやら福子にはすでに付き合っている人がいるらしい。伊守は自作の小説を掲載するため、怪しげな出版社員とともに富める南町で流行っているPR誌を真似て北町のPR誌を企画する。その広告営業を手伝わされる義男。ほどなく、福子と伊守が義男の家に転がり込んできて、義男は福子への潰えぬ想いを抱えたたま、三人の奇妙な共同生活が始まる……。
『雨の中の慾情』は2025年2月7日(金)からPrime Videoで見放題独占配信
監督・脚本:片山慎三
出演:成田凌
中村映里子、森田剛
足立智充、中西柚貴、松浦祐也、梁秩誠、李沐薰、伊島空
李杏/竹中直人
©2024 「雨の中の慾情」製作委員会