20年以上愛され続けているミュージカル「ウィキッド」を映画化した『ウィキッド ふたりの魔女』の日本語吹替版キャスト9人が発表された。

不朽のミュージカルとして20年以上愛され続けてきた「ウィキッド」が待望の映画化。エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ実力派シンシア・エリヴォと、グラミー賞の常連で世界を魅了し続けるアーティスト、アリアナ・グランデを主演に迎え、『クレイジー・リッチ!』や『イン・ザ・ハイツ』のジョン・M・チュウが監督を務める、音楽と魔法が彩る感動のエンターテインメント『ウィキッド ふたりの魔女』。

今回、高畑充希(エルファバ役)と清水美依紗(グリンダ役)に続き、新たに9人の日本語吹替版キャストが発表された。エルファバとグリンダが通うシズ大学に転入し、初日から学校中の生徒を虜にしていくウィンキー国の王子・フィエロ役(ジョナサン・ベイリー)を演じるのは、子役時代から第一線で活躍し、「アラジン」「ノートルダムの鐘」など数々の舞台で主演を務める海宝直人、エルファバの妹であり、姉の過保護から自立したいと願っているネッサローズ役(マリッサ・ボーディ)には、ハロー!プロジェクト・アンジュルムの元メンバーで、グループを卒業後、様々なジャンルの舞台で活躍、現在放送中の連続テレビ小説「おむすび」などに出演し俳優としても活躍中の田村芽実。

ひそかにグリンダに好意を寄せているマンチキン国出身のボック役(イーサン・スレイター)には、「屋根の上のヴァイオリン弾き」「宝塚BOYS」など多くの舞台に出演し、「ハイキュー!!」「おそ松さん」など人気作の声優も務めている入野自由、グリンダの友人でゴシップ好きの皮肉屋ファニー役(ボーウェン・ヤン)を演じるのは、グローバルで活躍するカリスマ動画クリエイターであり、モデルとしても活動。昨年はドラマ「ビリオン×スクール」への出演も話題となった若者を中心に絶大な支持を得ているkemio、同じくグリンダの友人でファニーの相棒のシェンシェン役(ブロンウィン・ジェームズ)にはお笑い芸人としての活動もさることながら、最近はNetflixシリーズ「極悪女王」で主人公のダンプ松本を演じて大きな話題を呼び、現在はアメリカに拠点を移して活躍中のゆりやんレトリィバァが務める。

また、シズ大学の魔法学の権威で、エルファバに才能を見出し魔法の使い方を教えるマダム・モリブル(ミシェル・ヨー)には、舞台俳優としても長い経歴を持ち、ミシェル・ヨーやケイト・ブランシェット、エマ・トンプソンをはじめとするハリウッド俳優の吹替えを多く務める塩田朋子、オズの国を治めもっとも偉大で恐れられているオズの魔法使い役(ジェフ・ゴールドブラム)には、数々のアニメやナレーション、そしてゴールドブラムの吹替を長年担当してきた声優大塚芳忠、シズ大学で歴史学を教えるヤギのディラモンド教授役(ピーター・ディンクレイジ)には、アニメや映画で動物や人間、精霊にいたるまで幅広いキャラクターを演じ、類稀な才能を発揮してきた声優山寺宏一、さらには、エメラルドシティにたどり着いたエルファバやグリンダを誘う語り手役として『アナと雪の女王2』のオラフ役などで知られる声優武内駿輔が務める。

海宝直人(フィエロ役)コメント

2004年のトニー賞での「ウィキッド」の圧巻のパフォーマンス。あの日からCDを聴き続け、日本での開幕はもちろん、ニューヨークでもロンドンでも観劇し、終演後にはしばらく放心状態になってしまうような観劇体験をしました。そんな思い入れのあるミュージカルの映画化作品に携わることが出来て本当に光栄です。ジョナサン・ベイリーさんが演じるフィエロはチャーミングかつその奥に見える繊細な心の揺れ動きがとても魅力的なキャラクター。それを吹替版でもしっかりとお伝えできるように務めさせていただきます。まさに魔法のような『ウィキッドふたりの魔女』、皆様もぜひ映画館でその魔法を体感して下さい!

田村芽実(ネッサローズ役)コメント

「ウィキッド」は子供の頃から大好きな作品で、今回このような形で参加させていただけるなんて、夢にも思っていませんでした。収録ではネッサローズの純粋さの中に隠れる意志の強さを表現できるよう心がけて努めました。魔法が使えるなら…世界平和。これに限ります。観て下さるお客様にも、この願いが少しでも届けられたら嬉しいです。

入野自由(ボック役)コメント

まさか自分が「ウィキッド」に携われる日が来るとは思っていなかったので、本当に嬉しかったです。NYの劇場で観劇したあの日。「ディファイング・グラヴィティ」を最前列の席で浴びた時のあの衝撃は、今でも忘れられません。僕が吹替させていただいたボックは、頑張り屋で心根の優しいキャラ。ちょっと頑張り方の方向性が、、、なところもありますが(笑)。この作品に込められたメッセージと情熱を、是非全身で受け止めて下さい。『ウィキッドふたりの魔女』、、、凄いです!

kemio(ファニー役)コメント

本国では公開当時、どこの映画館も賑わっていて『ウィキッド』の話題で持ちきりでした。ファニー役が決まった時は、本当に嬉しかったです!18歳の時に初めて「ウィキッド」を観劇しましたが、それから10回くらい観ています。人生の節目でとても助けられた作品だったので、信じられませんでした。どんな状況であっても、自分の大切だと思う人を見つけることができる、この環境が全てではないんだということが分かる、とても勇気づけられる作品です。本当にこの作品を愛している人たちが、色々な想いを込めて作り上げた凄く大切な作品なので、是非たくさんの人に見て頂けたら嬉しいです!

ゆりやんレトリィバァ(シェンシェン役)コメント

私が吹替を担当したシェンシェンは、学校の憧れの存在に近づきたいと頑張っている可愛い人です。私も中学校で憧れの存在に近づこうとしていたので、シェンシェンの気持ちは凄く分かります。この作品を観ると共感できるポイントが多くあります。人は表面的なことで判断されがちですが、それぞれみんなが、分かってもらえない歯がゆさを持ちながら生きていると思います。そんな、あ!自分だけじゃないんだということを気付かせてくれる勇気をもらえる作品だと思います。皆さん、もう間もなく公開です!楽しみにしていて下さい!

塩田朋子(マダム・モリブル役)コメント

「ウィキッド」が映画になる!それだけでもうワクワクしますね。そこに私も参加出来るとは!それだけでもうウキウキです。私が吹替を務めるのは、エルファバを見出だすシズ大学の魔法学の権威マダム・モリブル。語りかける様に彼女に出会えた喜びを歌うところから一変、物語が進むにつれ変化して行くミシェル・ヨーの表情が素晴らしいのです。もし魔法が使えるなら、エルファバやグリンダ並みの歌唱力が欲しいですね(笑)
仲良くなった正反対の性格のふたりがそれぞれの運命を辿る切なさ、それでも力強く生きて行こうとするふたり。映像ならではの魔法の世界を存分にお楽しみ下さい!

大塚芳忠(オズの魔法使い役)コメント

これまで多くの作品にてジェフ・ゴールドブラムの吹替を担当させていただきましたが、歌唱は初めてのことでしたので、どんな仕上がりになっているのか...ドキドキしております(笑)本作のオズの魔法使いはジェフ・ゴールドブラムにぴったりのハマリ役だと思いました。どんな役を演じていても不思議なムードを醸し出す彼が満を持していよいよ魔法使い!変幻自在、神秘的、いい加減だけど知的。これ以上の魔法使いは考えられないかもしれません。彼とこの映画のおかげで夢とファンタジーと魔法の世界にたっぷり浸ることが出来ました。皆様にもぜひ映画館に足を運んでいただき、素晴らしい作品の世界観を楽しんでいただきたいです!

山寺宏一(ディラモンド教授役)コメント

「ウィキッド」がシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデ主演で映画化されると知り、是非とも参加したいと思っていたので、オファーを受けたときは最高に嬉しかったです!これまでも動物役は数多く演じて来ましたが、ここまで見た目がリアルなヤギは初めてです(笑)ヤギと言っても、知性と威厳と優しさを併せ持つ立派な教授。迫害される事への恐れや怒りも含め、ピーター・ディンクレイジさんの声をしっかり聞いて演じたつもりです。これぞファンタジーエンターテインメントの決定版といえる素晴らしい作品です!是非とも我がシズ大学へのご入学をお待ちしています。

武内駿輔(語り手役)コメント

今回かなり力の入った制作になるとお伺いしていました。結果として自分もその一員として作品に参加できることがとても光栄です。自分の担当するキャラクターとシーンは、舞台上での演技やミュージカル歌唱がメインとなっていますので、映画の中ではありますが、より没入して舞台を楽しんでいただけるような表現を目指しました。目線や仕草に合わせた、細かいニュアンス等は台詞、歌詞共にこだわって取り組んだポイントです。個人的に使いたい魔法は、動物と話せる魔法です。自分のわんこと対話してみたいなといつも思っています。クラシカルさと大胆さを兼ね備えた本作を、ぜひ映画館で体感いただけますと幸いです。

『ウィキッド ふたりの魔女』は2025年3月7日(金)より全国で公開
監督:ジョン・M・チュウ
出演:シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョナサン・ベイリー、イーサン・スレイター、ボーウェン・ヤン、ピーター・ディンクレイジ with ミシェル・ヨー and ジェフ・ゴールドブラム
配給元:東宝東和
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