マーベル・スタジオの劇場公開最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の日本版声優が発表された。

本作は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)に次ぐ「キャプテン・アメリカ」シリーズの最新作。主人公は、「エンドゲーム」でサノスを相手にアベンジャーズを“アッセンブル”した“初代”キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースから最も信頼され、「エンドゲーム」のラストでヒーロー引退を決めたスティーブから盾を託されたファルコンことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)。サムは、アメリカの象徴でもあり、さらにはヒーローの象徴とさえ言える存在であった“キャプテン・アメリカ”という重圧に葛藤しながらも、スティーブの意思を継ぎ、その“圧倒的な重み”を背負うことを決意した。

今回、“新”キャップの前にレッドハルクと化して立ちはだかるアメリカ大統領ロス(ハリソン・フォード)の日本版声優に村井國夫が決定。さらに、新キャラクターである元ブラック・ウィドウのルース役に潘めぐみ、すべてが謎に包まれた役柄サミュエル・スターンズ役に森川智之の実に約17年ぶりの続投が決定した。

元々は軍所属の一般兵士で超人的なパワーを持たないサムだが、正義の象徴キャプテン・アメリカの重圧を背負うことを決意し、“正義の盾”をかかげ、“鋼の翼”で空を駆け巡り、強大な敵へ立ち向かっていく。ある日、米大統領ロスが開く国際会議でテロ事件が発生。それをきっかけに生まれた日本を含む各国の対立が、世界大戦の危機にまで発展していく。

混乱を食い止めようとするサムにレッドハルクへ変貌して襲いかかるロスを演じる村井は、「インディ・ジョーンズ」シリーズなどの映画で約40年もの間ハリソンの声を務め、ハリソンもお墨付きのレジェンドだ。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初参戦のハリソンは、レッドハルクに変貌した途端、噴火のような咆哮をあげ、すべてを一捻りでなぎ倒す最強のパワーを持つ、今までになく凶暴な役を務めている。果たしてこの暴走をサムは止めることができるのか。そして世界を巻き込んだその戦いの裏には、恐るべき陰謀が隠されていて――。

そして、ロスの側近の政府高官を務めるルース(シーラ・ハース)を演じるのが潘めぐみ。ルースという人物は、ナターシャ・ロマノフと同じ元“ブラック・ウィドウ”で、圧倒的な戦闘能力、作戦遂行能力を誇る。さらに、謎に満ちた存在がもうひとり…『インクレディブル・ハルク』(08)にも登場した男サミュエル・スターンズ(ティム・ブレイク・ネルソン)だ。ルース、そしてサミュエル…未だ謎だらけの人物が新キャップへ何らかの混乱をもたらすことだけは間違いない。

スティーブ・ロジャースに匹敵するほど友情に厚く、冷静な判断力に優れた切れ者で、盾と翼を駆使した高い戦闘力を誇るサムは、今後の「アベンジャーズ」シリーズでもメインヒーローを務めると言われている。果たして、キャプテン・アメリカは“世界の暴走”を止めることができるのか。各国の対立は混迷を極め、平岳大演じる日本の首相・尾崎の思惑も絡み合っていくが――究極の空中戦で繰り広げるサスペンス・アクション超大作がまもなく、空高く飛翔する。

村井國夫(サディアス・ロス(レッドハルク)役)コメント

――ハリソン・フォード氏の吹替を担当することが決まった際の率直な気持ち
前のインディ・ジョーンズの最終章でハリソンさんとの関係もこれで終わりかなと思ったら、こういうふうに新しい作品をやることができて、それも元気なハリソンさんの姿を見て驚きました。本当に元気で、とても素敵な表情で、ああすごいな、まだこんなに元気なんだって。僕が80でハリソンさんは82歳ですか。その姿を見て、やっぱり勇気づけられたし、まだまだ頑張らなきゃなというふうに思いました。今回の作品はとても意味深いものでした。
――MCU初出演のハリソン氏の演技を見てどのようなことを感じたか
前のインディの時もそうだったんですけど、若い時のインディのシーンがあって、昔こんなの撮ってたのかと思うぐらいに違和感がなくて、素敵で、若い頃のインディがそこに再生されてて、やっぱりアメリカのそういった撮影の技術というものを、素晴らしいなと思いながら見てました。ハリソンさんも本当に元気だなと思って羨ましかったです。
僕は声だけのお手伝いですが、やっぱりそれに負けないように、声にも張りを持って一生懸命頑張ってやりました。
――新キャプテン・アメリカことサム・ウィルソンの魅力
やっぱりまずは、美しいということですね。とても美しい。それでやっぱりスマートだし。セリフなんか聞いてても実にいい感じですね。だから、そういう意味では本当にニューヒーローとして、これからずっとおやりになっていくでしょう。有名で人気あるアメリカン・コミックの作品ですから。やっぱり美しさっていうのは素敵だと思いますね。その美しさにうっとりしながら見てました。

潘めぐみ(ルース・バット・セラフ役)コメント

――ルース役を担当することが決まった際の率直な気持ちと、潘さんの“ブラック・ウィドウ”に対するイメージ
大変光栄ですし、とても有難いことだと感じています。一度、成就したと思われた夢が、再びこうした形で叶うなんて思ってもみませんでした。
ブラック・ウィドウは、タフな精神力を持ちながらも、自分以外の誰かのためを想い、繋ぎ止め、自らの命を懸けて真っ当しようとする…そんな印象を抱いています。
ルースは、そんな元ブラック・ウィドウとのことですが、彼女のフィジカルやメンタル、ふとした表情感にも、その繋がりを垣間見ることが出来ました。

――新キャプテン・アメリカことサム・ウィルソンの魅力
思いやりの人だなぁというふうに思っています。盾と翼は、彼の心根にも寄り添ってくれているような気がします。誰かのために駆けつけ、断ち切り、守るための戦う力というか。そして、どんなときも彼を信じたくなる。そんな人間力も魅力的です。

森川智之(サミュエル・スターンズ役)コメント

――サミュエル・スターンズについて言えること
いま私が言えることはただひとつ、サミュエル・スターンズの吹き替えを再び務めることのみです!本当はファンの皆さんにアツく多くを語りたいです・・・彼がどう物語にかかわって来るのか・・・もう劇場で確かめてもらうしかないです。よろしく!

――新キャプテン・アメリカことサム・ウィルソンの魅力
新しいキャプテン・アメリカ、サムはとても責任感が強く、情に厚い人物ですね。もし一緒に戦うようなことがあれば、喜んで背中を預けられる、信頼できる魅力的なキャラクターだと思いますし、戦い方もスピーディーでスタイリッシュ!それに冷静でもあるので、皆を引っぱりまとめるリーダー的な存在ではないでしょうか。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日(金)より全国で公開
監督:ジュリアス・オナー
出演:アンソニー・マッキー、ダニー・ラミレス、リヴ・タイラー、ジャンカルロ・エスポジート、ハリソン・フォード
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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