HYの名曲「366日」をモチーフにした全く新しい映画オリジナルストーリー『366日』の公開記念スペシャルトーク映像と場面写真4点が解禁された。

2003年、沖縄に住む高校生・湊(赤楚衛二)は、同じ高校の後輩・美海(上白石萌歌)と出会う。同じ音楽が好きな2人は自然と惹かれ合っていき、湊の卒業式の日に告白し付き合うことに。母を病気で亡くし、音楽を作るという自分の夢を諦めかけていた湊だったが、「いつか湊先輩が作った曲、聴きたいです」という美海の言葉に背中を押され、東京の大学へ進学。2年後、美海も上京し湊と再会、東京での2人の幸せな日々が始まる。音楽会社に就職が決まった湊と、通訳という自分の夢に向かって頑張る美海。「こんな幸せが、365日ずっと続きますように」そう願っていた2人。しかしある日、湊は突然別れを告げ、美海のもとを去ってしまう――。沖縄と東京という2つの都市を舞台に、20年の時を超えた、切なすぎる純愛ラブストーリーが誕生する。

今回、映画の公開を記念して行われたスペシャルトーク映像が解禁された。赤楚衛二、上白石萌歌、中島裕翔、玉城ティナのメインキャスト4人と、HYのメンバー新里英之、許田信介、名嘉俊、仲宗根泉が集結し、抜群のチームワークで和やかな空気感を生み出しつつ、作品の魅力を語った。

映画の公開を迎えた気持ちを聞かれた赤楚は「すごい感慨深いというか、やっとみんなに観てもらえるんだっていう、グッとした気持ちでいます」と喜びを噛み締める。上白石は「お別れみたいな寂しさ」を感じつつも、主題歌「恋をして」の歌詞を引用し「“もしも貴方に出逢わなかったら私の人生は咲くことのない花”というように、この映画も咲くことのなかった花だなと思って。本当に全部の出逢いに感謝しています」と、自身の気持ちを表現した。

出演者たちの後ろには、映画を観た方からの感想がぎっしりと貼られた“感想ボード”が。1枚1枚、丁寧に目を通すキャストたち。中島は”中島裕翔くんの泣き芝居に痺れました!”という感想を見つけ、「恐縮です」と言いながらも嬉しそうに紹介。仲宗根は中島の演技を絶賛しつつ、あるシーンで何を思って泣いていたのか、前のめりで聞くほど興味津々の様子。「あれはもう…萌歌さんがくれた感情で泣けてたんです」と振り返った中島に対し、上白石も「中島さんがくれた感情でした。凄すぎて…」と涙無くしては見られない感動のシーンの裏側をお互いに話した。演じた役についての話では、香澄を演じた玉城が「意地悪な感じで描くこともきっとできるんですけど、脚本でみんなに嫌われない人気者の役みたいな感じだったので、嫌味なくどうやり切るかっていうのが難しかったなと思います」と、このキャラクターならではの苦労を明かした。

赤楚は”HYさんの「366日」がぴったり”という感想を見つけ「曲がある段階でその世界観を、(映画で)どう表現していくかっていうのも我々の試練だった。そこがピッタリって言ってもらえると本当よかったなと…ホッとします」と心境を吐露した。

そして主題歌「恋をして」について、新里は制作過程の緊張感を振り返り、「”映画の中でこの歌が流れる瞬間に、全てが包み込まれるような答えがそこにある”っていうふうに曲の歌詞をもっていきたいっていう相談があった」ことを明かした。映画を観た時には、「『恋をして』が流れる時もう全てがピッタンコで。やってきたことが今ここで形になってるっていう瞬間をみれて鳥肌でしたね」と喜びを明かした。すでにHYのライブでも披露している主題歌の反響について、許田は一言「大盛況です」と話して笑いを誘い、母親からも「“本当に良い曲で心痛いさぁ”って届いたんですよ」と連絡があったことを話しました。名嘉は「きっとこの曲もHYをいろんな場所に連れて行ってくれると思います。そう信じて届けていきたいなと思っています」と今後の期待を語った。

最後に主題歌「恋をして」の好きな歌詞をそれぞれが発表するコーナーも。映画にリンクする歌詞を、キャスト・HYがどう受け取りどう感じているのか、それぞれの思いが明かされます。そして映像内には、地元の人もその上手さに驚いたという中島のカチャーシー(沖縄の踊り)練習風景や、三線を披露する上白石の姿が切り取られたメイキング映像も含まれている。『366日』チームワーク抜群のトークと共に、改めて映画『366日』が観たくなるポイントがたくさん散りばめられた特別映像となっている。

公開記念スペシャルトーク映像

【サブ画像(ギャラリー)】

『366日』は公開中
監督:新城毅彦
出演:赤楚衛二
 上白石萌歌、中島裕翔、玉城ティナ
 稲垣来泉、齋藤潤、溝端淳平(友情出演)、石田ひかり(友情出演)
 国仲涼子、杉本哲太
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、松竹
©2025映画「366日」製作委員会