愛する人と触れ合うことができない2人の切なくも美しい最高純度の物語―『誰よりもつよく抱きしめて』の“短歌コラボビジュアル”が解禁された。

感涙必至の究極の純愛小説として話題となった新堂冬樹の同名小説(新堂冬樹/著、光文社文庫)を映画化した本作。『ミッドナイトスワン』『サイレントラブ』をはじめ、生きづらさを抱えながらも愛を通して他者と関わる人間の様相を写し取ってきた内田英治監督の真骨頂となる本作で脚本を手掛けたのは『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』などの話題作を手掛ける脚本家イ・ナウォン。W主演を務めるのは三山凌輝&久保史緒里(乃木坂46)。強迫性障害による潔癖症で、常にビニール手袋着用で生活し、同棲する恋人にも手すら触れることができない絵本作家志望・水島良城をBE:FIRSTメンバーRYOKIとしても活躍中の三山凌輝、恋人に触れてもらえず、彼の病気を理解しつつも、自分の揺れ動く心に思い悩む書店員の女性・桐本月菜を久保史緒里が演じる。そんな2人の関係が不安定になるなか、月菜の前に現れた、恋人と触れ合っても心が動かない男イ・ジェホン役を2PMのメンバー、ファン・チャンソンが演じる。

今回、恋愛歌人の名手たちが本作に寄せた詠み下ろし短歌とのコラボビジュアルが解禁された。空前絶後のベストセラー歌集『サラダ記念日』で、短歌の歴史に革命をもたらした天才歌人・俵万智、TBS『情熱大陸』に出演し、空前の短歌ブームの火付け役の一人となった“現代短歌の新世代”木下龍也、短歌最前線で活躍し、ドキュメンタリー「ART Documentary Edge」で特集され、共感を呼ぶ短歌が若い世代にも人気の気鋭歌人・岡本真帆、雑誌『Numero TOKYO』での「恋」をテーマで短歌の連載し、歌集『初恋』などで“恋の短歌の名手”として知られる歌人・染野太朗が参加。

本作の主要登場人物である強迫性障害による潔癖症で常にビニール手袋着用で生活する絵本作家の水島良城(三山凌輝)と、その恋人で書店員の桐本月菜(久保史緒里)、二人の関係に悩む月菜の前に突如現れ、月菜の心を揺さぶるイ・ジェホン(ファン・チャンソン)、それぞれの視点から見て心境を捉えた短歌や、劇中での 2 人がすれ違う大事なワンシーンを彷彿とさせる情景と心情が絶妙に重なる短歌など、本作の切なさが際立つ短歌コラボビジュアルとなっている。

さらに、2月7日(土)より、タワーレコード渋谷店にて、こちらの短歌コラボビジュアルが展示されるポスター展が実施される。

映画公開記念POP UP SHOP

開催場所:タワーレコード渋谷店2階催事スペース
開催期間:2月7日(金)~2月24日(月・祝)
営業時間:11:00~22:00
展示内容:
・短歌コラボビジュアル・ポスター展
・場面写真展

さらに著名人からの絶賛コメントが到着した。

燃え殻(作家)

もし自分だったら、を登場人物たち一人ひとりに思いながら観ていました。
もし自分だったら、寄り添えるだろうか。寄り添ってもらえるだろうか。あきらめないだろうか。

水野良樹(いきものがかり/HIROBA)

二人の手を分かつ、暗く深い谷に
たがいの言葉が沈んでいく。
そのさまを眺める月菜と良城の表情に
寂しさも焦燥も、悔しさもあきらめも、たゆたう欲望も、
すべて浮かんでいた。痛々しいほどに。
ひとはきっと、確かめたいから手を伸ばすんじゃない。
選びたいから手を伸ばすんだ。
自分が笑っている未来を。
そして、誰よりも愛するひとが、笑っている未来を。

服部樹咲(女優 『ミッドナイトスワン』など)

脆くて繊細で、それでも踠きながら自分の気持ちと闘い続ける 2 人が、普段の私の誰とも共有できない孤独な気持ちにそっと寄り添ってくれました。誰しもが抱える孤独に寄り添い続ける内田監督。間違いなく監督にしか作れない映画でした。

『誰よりもつよく抱きしめて』は2025年2月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開
監督:内田英治
出演:三山凌輝、久保史緒里(乃木坂46)、ファン・チャンソン(2PM)、穂志もえか、永田凜、北村有起哉、北島岬、竹下優名、酒向芳
配給:アークエンタテインメント
©2025「誰よりもつよく抱きしめて」HIAN /アークエンタテインメント