ドリームワークス・アニメーション最新作『野生の島のロズ』が2月7日(金)に公開される。
大自然に覆われた無人島で起動してしまったアシストロボットのロズ。そこは野生の動物たちが暮らす生きるか死ぬかの世界だった。ロズは人の手伝いをするようにプログラミングされているため”仕事”を探すが、動物たちからはモンスターと恐れられてしまう。そんなある日、思わぬアクシデントから、渡り鳥の卵を孵化させ育てることになったロズはヒナにキラリと名付けると、外れ者のキツネ・チャッカリの知恵を借りながら”食べる、泳ぐ、飛ぶ”を教えることに。キラリを育てるうちにロズの奥深くに思いもよらない変化が芽生え始める―。
本作はドリームワークス・アニメーション30周年記念作品で児童書「野生のロボット」シリーズが原作となっており、監督は『リロ&スティッチ』(02)、『ヒックとドラゴン』(10)のクリス・サンダース、製作は『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』(21)、『カンフー・パンダ』(08)のジェフ・ハーマンが務める。冒頭からサンダース監督ならではの水の美しさが目立ち、さらに圧巻の映像美と色鮮やかに描かれる大自然の魅力と野生で生きる動物たちの迫力満点の戦闘シーン、そして自然の脅威が描かれている。また、無慈悲にも感じるようなリアルな動物の生態を掴み、物語に取り入れており様々な野生動物が出てくるのも楽しむことができる。
ロボットには“プログラム”があり、動物には”本能”があり生き抜くためにはそれを超えなければならない。そんな共通点を活かしロボットと野生動物たちの愛や友情が描かれている。ロズの声を担当しているルピタ・ニョンゴはロボットから大切な気持ちを手に入れたいロズの心の変化を声で表現しており、大切な人を思う温かい気持ちを思い出させてくれる。
【文/片岡由布子】
『野生の島のロズ』は2025年2月7日(金)より全国で公開
監督・脚本:クリス・サンダース
声の出演:ルピタ・ニョンゴ、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・シュウ
配給:東宝東和、ギャガ
©2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.