マーベル・スタジオの劇場公開最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の本編映像が解禁された。
本作は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)に次ぐ「キャプテン・アメリカ」シリーズの最新作。主人公は、「エンドゲーム」でサノスを相手にアベンジャーズを“アッセンブル”した“初代”キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースから最も信頼され、「エンドゲーム」のラストでヒーロー引退を決めたスティーブから盾を託されたファルコンことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)。サムは、アメリカの象徴でもあり、さらにはヒーローの象徴とさえ言える存在であった“キャプテン・アメリカ”という重圧に葛藤しながらも、スティーブの意思を継ぎ、その“圧倒的な重み”を背負うことを決意した。
今回、サムが不屈の精神で挑む肉弾戦を映した本編映像が解禁された。サムを演じるアンソニーは「サムが世界を救うためには知恵、魅力、カリスマ性だけでなく、人間性と誇りを武器に戦わねばならない」と語っているが、この映像の中にも、スティーブともまた一味違う新しいキャプテン・アメリカならではの“強さ”と“魅力”が詰まっている。元々は軍所属の一般兵士で超人的なパワーを持たないサムが、葛藤を抱きながらも“キャプテン・アメリカ”の重圧を背負うことを決意し、盾×翼を駆使して、かつてない強大な敵へ立ち向かう―。
映像では、高い戦闘力、冷静な状況判断力、そして常にユーモアも忘れない男サムが、強靭な肉体の敵とタイマンで肉弾戦を繰り広げていく。敵の猛攻で一度はやられかけるも、キャップならではの不屈の精神で立ち上がり、連続ラッシュを放つサムの姿が映し出される。そして、キャプテン・アメリカの象徴とも言える、胸に携えた“星”を傷つけられたサムはさらにエンジン全開、正義の鉄槌を下して敵をノックアウト。どんな敵にも恐れず堂々とした態度で立ち向かう、誠実さと正義感にあふれた男の雄姿を感じ取れるシーンだ。
サム役のアンソニー・マッキーは、“初代”キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースとの違いについて、こう語る。「サムはスティーブとは異なる存在だと思う。スティーブはトップヒーローで、壊れることのない肉体を持っている。だが、サムは“普通の男”だ。だからこそ、世界を救うためには知恵、魅力、カリスマ性だけでなく、人間性と誇りを武器に戦わなければならない。拳ですべてを解決するわけにはいかない。彼は心理学の知識や人心を見抜く洞察力を駆使して、言葉によって状況を打開する道も切り開くんだ」。スティーブとは違った、新しいキャップ像を世界へ示していくサム=キャプテン・アメリカならではの戦い方、そしてアクションを劇場で体験することができる。
そして映像には、戦友のサムがキャップとして活動を始めたタイミングで彼からスーツを受け継ぎ、2代目“ファルコン”となったホアキン・トレス(ダニー・ラミレス)の姿も。敵を追い空から参上したファルコンは、ノールックで最後のトドメを刺し、かっこよくキマった……と思いきや、こらえきれずに興奮のシャウト。お茶目さを炸裂させつつ、自らのクールな姿を「クソッ 誰も見てない」と悔しがる姿は、“ファルコンを襲名して間もない初々しさを放っている。名コンビの予感漂うサムとホアキンの連携プレーにも注目だ。
そして本作でサムたちの前に立ちはだかるのが、名優ハリソン・フォード演じるアメリカ大統領のサディアス・ロス。ある日、ロスが開く国際会議でテロ事件が発生。それをきっかけに生まれた日本を含む各国の対立が、世界大戦の危機にまで発展していく。混乱を食い止めようとするキャプテン・アメリカに、最強パワーを誇るレッドハルクと化したロスが襲いかかる――だが、全ては“ある人物”によって仕組まれた陰謀だった―。キャプテン・アメリカは“世界の暴走”を止めることができるのか。各国の対立は混迷を極め、平岳大(「SHOGUN 将軍」)演じる日本の首相・尾崎の思惑も絡み合っていくが――究極の空中戦で繰り広げるサスペンス・アクション超大作がまもなく、空高く飛翔する。
本編映像
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日(金)より全国で公開
監督:ジュリアス・オナー
出演:アンソニー・マッキー、ダニー・ラミレス、リヴ・タイラー、ジャンカルロ・エスポジート、ハリソン・フォード
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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