シリーズ最新作『Karate Kid: Legends(原題)』が『ベスト・キッド:レジェンズ』の邦題で今夏に日本公開されることが決定し、併せて予告編と場面写真が解禁された。
1985年に日本公開されたオリジナルの『ベスト・キッド』(1984)は、いじめられっこの高校生ダニエル(ラルフ・マッチオ)が空手の達人ミスター・ミヤギ(パット・モリタ)と出会い独特な修行方法により心身共に成長、ラストの空手大会で因縁の相手に勝利する感動作。のちに続編も製作されるほどの人気シリーズとなった。さらに2010年にはジャッキー・チェンとウィル・スミスの息子のジェイデン・スミスによるリメイク版が製作され、ジャッキーは空手ではなくカンフーの達人(ミスター・ハン)として、ジェイデン演じる少年ドレの師匠として登場、全世界で大ヒットを記録した。また、1作目の34年後を描いた映画のスピンオフドラマ「コブラ会」(2018)もシーズン6まで製作され、Netflixより配信されている。
そしてついに、空手とカンフーに分かれていたベスト・キッドのユニバースが、最新作で1つに繋がる。オリジナル版で主役の「カラテ・キッド」を演じたラルフ・マッチオ(ダニエル)がスクリーンに復活。リメイク版でカンフーの師匠を演じたジャッキー・チェンと初競演。空手とカンフー、2人のレジェンドの極意を受け継ぐ“ニューヒーロー”が誕生する。
最新作の主人公は17歳の高校生リー(ベン・ウォン)。北京でジャッキー演じるミスター・ハンからカンフーの指導を受けていたが、家族の不幸により母親と共にニューヨークに移住することになる。リーは過去の出来事を忘れようと努力するが、なかなか周囲やクラスメイトと馴染めず、不当ないじめを受け、争いごとやトラブルに巻き込まれてしまう。そんな時、心を許せる数少ない友人から助けを求められたリーは大切な友人のために戦うことを決意するが、自分のカンフーのスキルだけでは充分ではない――。
予告編ではリーのカンフーの師匠であるハンが、空手の達人ダニエル(オリジナル版の主人公)を訪ねるシーンがある。ミスター・ミヤギの写真の前で、リーのために助けを求めるハン。そして、空手とカンフー、2人のレジェンドから2つの異なる格闘スタイルを学んだリーは新たな極みに達した<真のファイター>として究極の格闘大会に挑む。
本作のベスト・キッド役は、何千もの若手俳優たちを始め世界中から応募が殺到したオーディションを勝ち抜いたベン・ウォン。ドラマ「アメリカン・ボーン・チャイニーズ僕らの西遊記」(2023)などで活躍する新鋭だが、彼の演技力もさることながら、空手、カンフー、拳法、テコンドーなどの武術を習得したベンの<究極のアクション>は本作最大の見せ場となっている。
コメント映像
予告編
『ベスト・キッド:レジェンズ』は2025年夏に全国で公開
監督:ジョナサン・エントウィッスル
出演:ジャッキー・チェン、ラルフ・マッチオ、ベン・ウォン、ジョシュア・ジャクソン、セイディ・スタンリー、ミンナ・ウェン