ドラマ『今日のさんぽんた』の完成発表イベントが2月19日(水)に都内で行われ、安田顕、新谷ゆづみ、のこ(柴犬)が登壇した。

ドラマ『今日のさんぽんた』は、小学館「ゲッサン」連載中の田岡りきによる同作名のマンガを実写化した作品。飼い主のりえ子と柴犬・ポン太は、今日も日課のお散歩へ。しかし、能天気でちょっと抜けてるご主人様に、ポン太は色々と思うところがあるようで…りえ子のボケに、ポン太が心の中でツッコむシュールなお散歩コメディーが繰り広げられる。柴犬・ポン太役(声)は、演劇ユニット「TEAM NACS」メンバーで、硬派な役から個性的な役まで演じられる俳優として数々の話題作に出演し、映画・テレビ・舞台を中心に活動している安田顕が演じる。飼い主のりえ子役は 2019年にさくら学院を卒業後、映画『さよならくちびる』で女優デビュー、2022年公開映画『麻希のいる世界』で映画初主演を務める新谷ゆづみが演じる。飼い主りえ子と柴犬ポン太との心が通じているような通じていないような…絶妙な掛け合いに注目だ。

劇中でのポン太のセリフについては「『なんか言う』というのは結構ありました。田岡さんの原作もそうなんですけど、ただりえ子がしゃべってツッコむ面白さだけではなくて、ポン太の表情だったり、絶妙な間があったりする」と話す安田は「時には間だけでもいいのではないかという相談をさせていただきました」と語った。

一方で、飼い主のりえ子役を演じる新谷は「ずっと独り言を言っていて。その場だとポン太からの返事はないので、自分でずっとしゃべって」と撮影を振り返りつつ、その撮影では「撮影しながら笑いが止まらなくなっちゃって」という新谷。安田は「そういう妄想だったりは子供のころは持っていたはずなのにいつの間にか考えなくなった。共感が持てるのは素敵なこと。なんか共感するところがあります」と劇中のりえ子に共感している様子だった。

撮影ではポン太とともに過ごすことが多かったという新谷だが、ポン太を演じるのこについて「(演技を)しています。落ち着いていらっしゃる」と話す新谷。「最初にお散歩の練習をしようとなって(ポン太を演じる)のこちゃんと初対面して」という新谷だが「勢いがすごすぎて。どうしようとなったんですけど、何回もやっていくうちに仲よくしてもらえるようになりました」と明かした。そんな新谷は最近実家で犬を飼うようになったというが「(本作の撮影後に)ロスで実家に犬に会いに行きました」と明かした。

自身も犬を飼っているという安田は「しゃべれないだけで言葉は理解しているんじゃないですか」と語っていた。さらに「わんちゃんは人に寄り添ってくれる、飼い主のことをよく見ている。自分が弱っているときに『大丈夫か』と接してくれるし、飼い主に対して寄り添ってくれる愛情を持っている動物だと思います」と思いを明かした。

また、安田は「私も犬が好きですし、そうではなくても、『よし見るぞ』と力を入れて見る番組ではないです。見ていただけるとほっこりした温かい気持ちになります。ちょっとした息抜きになると思うのでぜひご覧ください」、新谷は「安田顕さんの一声から、映像化に携わらせていただけて感謝しかないです。犬との日々はかけがえがないなと、ポン太と撮影していてより深く感じて、飼っている愛犬に対しての思いもより強まった気がしています。わんちゃんを飼っている人でも、飼っていない人でも、ほっこりほのぼの見ていただける作品です」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『今日のさんぽんた』
【配信】
2月21日(金)FOD配信開始/毎週金曜日20時に2話ずつ最新話配信
【放送】
2月22日(土)CS放送開始/毎週土・日曜日11時~11時30分最新話放送

出演:安田顕(声)、新谷ゆづみ、越山敬逹、瀬戸琴楓、円井わん、のこ(犬)