『ウィキッド ふたりの魔女』のジャパンプレミアイベントが2月19日(水)に都内で行われ、シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョン・M・チュウ監督、高畑充希、清水美依紗、kemio、ゆりやんレトリィバァが登壇した。
不朽のミュージカルとして20年以上愛され続けてきた「ウィキッド」が待望の映画化。エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ実力派シンシア・エリヴォと、グラミー賞の常連で世界を魅了し続けるアーティスト、アリアナ・グランデを主演に迎え、『クレイジー・リッチ!』や『イン・ザ・ハイツ』のジョン・M・チュウが監督を務める、音楽と魔法が彩る感動のエンターテインメント『ウィキッド ふたりの魔女』。
劇中では歌やダンスに加えてスタントも行うが「幸運だったのが必要なスキルを身につける手助けをしてくださる方が周りにいてくれた」と話すシンシアは「スタントも自分でやりたいと思ったのは、『Defying Gravity』を歌う時に飛んでいる気持ちが分からなければ歌えない」という思いからトレーニングを行ったといい、「それができたことでライブで歌いながら撮っている。その瞬間に自分はそこにいて、その瞬間を生きている。それがこの作品をよりリアルなものにしてくれている」と語った。
また、「もう一度やってもいいくらい、この作品のためにできる限りのトレーニングと準備をしました。ボーカルとアクティングのコーチにもついていただいて、今までに使ったことがない声、音域のトレーニングをすることで心配なくセットに入った途端に自分がその場にいられるように準備をしました」と話すアリアナは「セットでライブで歌うことができたのがすごくよかった。本当の意味で自分の感情を真に表現できる」といい、「『ポピュラー』では自分がアドリブをやることでシンシアのリアクションを感じることができることができました」明かした。
それぞれが本作にかける思い語ったが、本作で一番印象に残っていることについてジョン監督は「リハーサル」と答え、「床に座ってナッツを食べながらカラフルなペンで台本に書き込んでいく。あのリハーサルは絶対に忘れない」と懐かしみながら振り返った。
今回が4回目の来日となるジョン監督は、日本でやりたいことについて「『ウィキッド』を日本の皆さんと一緒に吹き替え版を見たい。あと原宿でショッピングをしたい」と笑顔。「ファッションが大好き」と話すシンシアは「モノをかくのが大好きなのでヴィンテージのショップに行きたい。文房具を扱っているお店に行って、美しい万年筆との出会いがあればと思っています。みなさまと一緒にこの映画を見たい」と語った。
また、アリアナは「もっとも楽しみにしていたことのうち2つは今日やりました。1つは両親とショッピングに行きました。父は日本が初めてなので一緒にショッピングができて嬉しかった」と話すアリアナは「もう1つは、日本のファンのみなさまに長い間会えなくて寂しかったので、みなさんに会えてとても嬉しい」と語った。
さらにジョン監督は「楽しんでください。愛を注いで作りました。その愛を感じていただけると思います」、シンシアはアリアナに教わったという日本語で「日本大好き」と観客に伝え、アリアナは「日本にあとどれくらいで来れるかとずっと楽しみにしていました。私の心は感謝でいっぱいです。日本が大好き」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『ウィキッド ふたりの魔女』は2025年3月7日(金)より全国で公開
監督:ジョン・M・チュウ
出演:シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョナサン・ベイリー、イーサン・スレイター、ボーウェン・ヤン、ピーター・ディンクレイジ with ミシェル・ヨー and ジェフ・ゴールドブラム
配給元:東宝東和
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