『西部戦線異状なし』で第95回アカデミー賞®国際長編映画賞ほか4冠を達成したエドワード・ベルガー監督最新作『教皇選挙』の本編映像が解禁された。
全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者にしてバチカン市国の元首であるローマ教皇が死去したことから始まる本作。悲しみに暮れる暇もなく、ローレンス枢機卿は新教皇を決める教皇選挙<コンクラーベ>を執り仕切ることに。世界中から100人を超える強力な候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の閉ざされた扉の向こうで極秘の投票が始まった。票が割れるなか、水面下で蠢く陰謀、差別、スキャンダルの数々。ローレンスはその渦中、バチカンを震撼させるある秘密を知る――。ローレンス枢機卿を演じるのはレイフ・ファインズ。さらにスタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、イザベラ・ロッセリーニといったベテラン俳優たちが脇を固める。
ローマ教皇の死去後、もしくは辞任後に執り行われる新しいローマ教皇を選ぶ教皇選挙<コンクラーベ>は、14億人以上のカトリック教徒のみならず、世界中が注目する一大イベント。しかし、その舞台裏は徹底した秘密のベールに包まれ、メディアの立ち入りも一切禁止。外部からの介入や圧力を完全に遮断し、ごく一部の関係者しか知ることはできない。今回解禁された本編映像は、そんな極秘の密室=教皇選挙<コンクラーベ>の投票シーン。世界中の誰もが見たことがない投票の過程を明かす映像となっている。
映像はシスティーナ礼拝堂の重い扉が閉じられる瞬間から始まる。絶対不可侵となった堂内を静寂が支配する中、ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)が前に出て「“私は教皇を選出する”の下の余白に、しっかり読める文字でお書きください」と告げ、全108人の枢機卿が一斉にペンを握り、次期教皇に相応しい枢機卿の名前を記す。名前を書き終えたローレンスはミケランジェロの「最後の審判」を前に、「私の証人となる主キリストを呼びます。主は私の投票が選出されるべき方に与えられることを審判なさる」と誓い、静かに用紙を投票箱に入れた。
新ローマ教皇誕生のカギを握るその神聖な瞬間と、緋色の法衣に身を包んだ100人超の枢機卿たちの蠢きとのコントラストは圧巻!さらに細部の正確性を重視していたレイフ・ファインズは、「舞台はイタリアなので、ローレンスがコンクラーベで発言するときはイタリア語を話すべきだと主張しました」と話すように監督と議論を重ね、イタリア語での演技を披露。本編ではラテン語で祈りをささげるシーンもあり、750年以上続く選挙
のルールを厳密に守りながら、速やかに次期教皇を選ぶ責務を負い、そのプレッシャーと苦悩を表現した名優レイフ・ファインズの演技も必見だ。
本編映像
『教皇選挙』は2025年3月20日(木・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開
監督:エドワード・ベルガー
出演:レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、イザベラ・ロッセリーニ
配給:キノフィルム
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