『片思い世界』完成報告イベント 杉咲花、広瀬すず・清原果耶と撮影時は「ずっと一緒に過ごして」

『片思い世界』の完成報告イベントが3月3日（月）に都内で行われ、広瀬すず、杉咲花、清原果耶、土井裕泰監督、杉並児童合唱団が登壇した。

現代の東京の片隅で、古い一軒家で一緒に暮らす、美咲（広瀬すず）、優花（杉咲花）、さくら（清原果耶）。仕事に行ったり学校に行ったりバイトに行ったり。家族でも同級生でもないけれど、お互いを思い合いながら他愛のないおしゃべりをして過ごす、楽しく気ままな3人だけの日々。もう12年、強い絆で結ばれているそんな彼女たちの、誰にも言えない“片思い”とは―。広瀬すず、杉咲花、清原果耶がトリプル主演を務め、『花束みたいな恋をした』の脚本・坂元裕二と監督・土井裕泰が再びタッグを組む。

イベントには本作でトリプル主演を務める広瀬すず、杉咲花、清原果耶、土井裕泰監督に加えて、劇中に“かささぎ児童合唱クラブ”として登場する杉並児童合唱団が登壇した。

「作品が決まってから3人で一回ご飯を食べに行ったんです。その日から2年経ったというのを今日実感して。あっという間のようで、この2年間ずっと心にあった作品だったからこそ、そしてなかなか内容をしゃべれないので、早くこの作品を見てもらいたい」と1か月後に迫った公開を心待ちにしていた。杉咲は「お話をいただいたのはもっと前のことで、こんなに素敵な座組に飛び込めるんだという喜びがあったんですけど本当にあっという間」と振り返り、「素敵な方々とご一緒できてもうすぐお客様の元に届くのかと思うと感慨深い」と笑顔を見せた。清原は「ついに公開かとじんわり胸が温まる気持ちが大きい」と話した。

演じた役柄について、3人の中では「長女みたいな立場」という広瀬は撮影では「柄にもない料理をするシーンがあって、キッチンに立っていると気づいたら2人が寄ってきてくてれ」と話し、「すごく楽しくて、愛おしい2人を見ているのが幸せだ」と語った。また、杉咲は「ユニークで、自分のリズムを持っている人。いろんなことに対して興味があふれていて、まだ誰も足を踏み入れたことがないところに向かって突き進んでいくパワーがある人」と語り、清原は自身の役どころについて「とにかく（広瀬演じる）美咲と（杉咲演じる）優花が大好き」と笑顔を見せた。

この日も仲の良さをうかがわせた3人は撮影では「撮影中もセッティング中もずっと一緒に過ごして、撮影が終わってからもしょっちゅうご飯に行ったりしていた」と話す杉咲は「クランクアップした頃は急にその日々がなくなって、幻だったんじゃないかと錯覚するくらい喪失感がありました」と語った。

【写真・文／編集部】