人気漫画家がずっと描けなかった9年間にわたる恩師との切ない実話を映画化―『かくかくしかじか』の主題歌がMISAMOの書き下ろし楽曲「Message」に決定し、併せて本予告映像、本ポスタービジュアルが解禁された。

「ママはテンパリスト」「海月姫」「東京タラレバ娘」など数々の大ヒット作を生み出し、笑いと涙で人生を描きながら、日本中を励まし続ける漫画家・東村アキコが泣きながら描いた自身の実話「かくかくしかじか」(集英社マーガレットコミックス刊)。マンガ大賞2015を受賞するなど不朽の名作として愛され続けている本作は、映像化の話が絶えなかったが、東村本人が完璧な形での実現は不可能だろうと断り続けていた。今回、東村アキコ自身が脚本を執筆し、永野芽郁、大泉洋ら豪華キャストにより映画化。東村アキコの生まれ故郷の宮崎をはじめ、石川、東京3つの街を舞台に、恩師との9年間のかけがえのない日々。誰もがきっと経験したことのある大切な人との出会いと別れが新たな物語で紡がれる。

今回、本作の主題歌をMISAMOが担当することが発表された。世界中で絶大な人気を誇るAsia No.1最強ガールズグループTWICEの日本人メンバー=MINA(ミナ)、SANA(サナ)、MOMO(モモ)の3人で構成されるユニットMISAMO。MISAMO JAPAN 1st MINI ALBUM「Masterpiece」(2023年7月26日発売)でデビューし、紅白歌合戦に初出場。さらには、初の日本ドームツアーも大成功させ“女性アーティスト最速東京ドーム公演”の記録も塗り替えた。本作の書き下ろし楽曲「Message」は、優しく寄り添ってくれるようなミドルテンポのバラード。永野芽郁が演じる人気漫画家を夢見る明子と、大泉洋が演じる明子の恩師でありスパルタ絵画教師の日高とのすれ違いの日々や、明子が伝えられなかった思いを表現しているかのようなタイトルと歌詞も注目だ。

MISAMO

本作の主題歌を務めることになった経緯について、加藤プロデューサーは「今回、映画の主題歌をMISAMOさんに手がけていただけることを、大変光栄に思っております。東村先生の珠玉の原作、関監督の映像演出、そして永野芽郁さんとサナさんの親交——さまざまな奇跡が重なり、MISAMOさんにとっても初の映画主題歌を担当していただくことになりました。企画当初から、東村先生は『これはすべての女の子の物語なんよ』とおっしゃっていました。この映画は、何者でもない女子高生が、人生を変える恩師との出会いと別れを経て、夢をつかむまでの物語です。夢を追いかけるすべての女性にとって、きっと共感していただける作品になっているのではないかと思います。そんな映画の主題歌を、男女問わず圧倒的な支持を集めるMISAMOさんに手がけていただきました。映画の世界観に寄り添いながら、明るくも切なく、それでいてそっと背中を押してくれるような、素晴らしい楽曲が完成しました。ぜひ、多くの方に劇場で本編とともに楽しんでいただければと思います。」とコメントしている。

今回解禁された本予告映像は、人気漫画家と恩師との出会いと別れが主題歌と共に描かれる。永野芽郁演じる林明子は、幼いころから漫画が大好き。すくすくと成長し、すっかりお調子者でぐうたらな女子高生となった明子は、将来は漫画家になるという夢を叶えるべく、美大進学を志す。受験のため地元の絵画教室へ通うことになったが、そこで出会ったのは竹刀片手に怒号を飛ばしまくる“スパルタ” 絵画教師、大泉洋演じる日高先生だった。

毎日毎日デッサンを繰り返し、先生による連日の超スパルタ指導に苦しむ明子。「クソ!クソ!クソ!」「何百回と描け!」「いいから描け!」「描け!描け!描け!」何があっても、どんな状況でも、生徒たちに描くことをやめさせなかった先生。次第に漫画家になるには宮崎では叶えられないと思う明子と、画家を目指すと信じる先生はすれ違っていき…。決して戻ることのできない日高先生とのかけがえのない日々に、思わず涙があふれる切ない映像となっている。

本予告映像
永野芽郁 コメント

MISAMOさんに書き下ろして頂いた「Message」という曲は、まるで明子が日高先生に向けたかったような、日高先生が明子に残したかったような、二人の9年間にわたる様々な思いが、この一曲に凝縮されているように思えました。この楽曲を本編の最後に皆様に聴いて頂けることを、心から楽しみにしております。

大泉洋 コメント

世界的アーティストのMISAMOさんが、この映画のために特別に楽曲を制作してくださったのだと強く感じました。
映画の台詞やエピソードが自然と思い出されるような楽曲であり、物語に深く寄り添う主題歌です。
映画で泣いて、そして「Message」を聴いて再び泣いてしまう——常に『かくかくしかじか』が頭に浮かぶ、素晴らしい楽曲だと思います。

MISAMO コメント

東村さんの素晴らしい原作と、豪華なキャストのみなさまが作る映画「かくかくしかじか」の主題歌にMISAMOを選んでいただき、本当に光栄でした。
お話をいただいたとき、びっくりしました。そして、心を込めて自分たちの歌をお届けしたいなと思いました。
「Message」という楽曲が少しでも映画を彩ることができたら嬉しいです。ぜひ劇場でお楽しみください。
(MISAMO・サナ)

『かくかくしかじか』は2025年5月16日(金)より全国で公開
監督:関和亮
出演:永野芽郁、大泉洋、見上愛、畑芽育、鈴木仁、神尾楓珠、津田健次郎、有田哲平、MEGUMI、大森南朋
配給:ワーナー・ブラザース映画
©東村アキコ/集英社 ©2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会