稲垣吾郎がナレーションを務める新番組『toi-toi(トイ-トイ)』が、4月3日(木)からNHKEテレでレギュラー放送が開始される。

本番組は、ある人が心の奥底に抱いてきた「問い」を、みんなで考えてみようという新しい福祉番組。「問い」を立てた主人公が、多様な視点をもった人たちと「問い」を探求していく。ロケでは、主人公が自身とは異なる分野で活躍する意外な人物と対話。スタジオでは、難病、知的障害、依存症、LGBTQなど、さまざまなマイノリティー性のある出演者と、本音でクロストーク。多様な視点で「問い」を深めていく。

見ている人も「自分ごと」として考えたくなる「問い」の探求を通して、違いを認め合い、ともに生きる世の中を実現するためのヒントを探る本番組。ナレーションは稲垣吾郎、テーマ音楽はOMSBが担当する。

また、4月3日(木)からのレギュラー放送に先駆けて、3月20日(木)20時からPR番組『新番組「toi-toi」ってどんな番組?』が放送される。

稲垣吾郎 コメント

「問い」を通して、今まで関心がない、関係がないと思っていたことに、関心が生まれたり、少し気持ちが変化したり。本当にいろんな背景を持った人がいて、いろんな考えと出会える、とてもステキな番組です。自分の中の「モヤモヤ」「悩み」みたいなものが、ちょっと解決するヒントが見つかるかもしれない番組なので、ぜひ1人でも多くの方に見ていただきたいと思っています。

――稲垣さんならどんな「問い」を立てる?
「幸せってなんだろう?」とか?人それぞれの幸せ。年齢によって価値観も変わってきますし。実際に、そういう問いを持った人たちと、お話ししたいですね。

ラインナップ

4月3日 “見た目”に自信ありますか?
薮本舞さんはメラニン色素が少なく、肌や髪が明るい色になるアルビノの当事者。採用面接で地毛が明るいためにことごとく不採用になるなど、見た目の自信を失う経験を重ねてきた。なぜ見た目だけで判断されるのか?どうすれば、どんな見た目の人も生きやすくなるのか?髪色の歴史、20歳年上の当事者との対話などを通じて、薮本さんは問いを探求する。

4月10日 あなたは“信用”されていますか?
水原修平さんはおよそ80か国の人が暮らす町、大阪市生野区で働くNPO法人の多言語相談員。外国ルーツの人たちの悩みを聞く中で、その悩みの背景に、社会から“信用”されていないという問題があるのではないかと考えている。どうすればお互いを信用し合えるのか?そのヒントをもらいにいくのは、宇宙飛行士、野口聡一さん。
多様な視点をもつ人たちと一緒に問いを探求する。

4月17日 わたしって、“かわいそう”?
山中しのぶさんは、今から6年前、41歳のときに認知症と診断された。今も、さまざまな工夫をしながら日常生活を送っている。ところが認知症になって以来、山中さんの家族が周囲の人にかけられるのは、“かわいそう”という言葉。なぜ、認知症=かわいそうなのか?そのイメージはどこから来るのか?そして、“かわいそう”のイメージを変えるには――。スタジオメンバーや、コピーライターとの対話を通して「問い」を探求する。

『toi-toi』はNHKEテレで4月3日(木)から木曜20時~20時30分に放送