『早乙女カナコの場合は』の公開記念舞台挨拶が3月15日(土)に新宿ピカデリーで行われ、橋本愛、中川大志、山田杏奈、臼田あさ美、矢崎仁司監督が登壇した。

柚木麻子の原作小説を実写化した本作『早乙女カナコの場合は』は男勝りで過剰な自意識ゆえに素直に甘えることができず、本当は誰よりも純粋で不器用な主人公・早乙女カナコと演劇サークルの先輩・長津田の10年にわたる恋愛模様を中心に、彼女たちと周囲の人々が右往左往しながらも各々が自分を見つめ直していく姿を描いた恋愛奮闘記となっている。主人公・早乙女カナコ役を橋本愛、長津田役を中川大志が演じる。その他に山田杏奈、臼田あさ美、中村蒼、根矢涼香、久保田紗友、平井亜門、吉岡睦雄、草野康太といった若手から実力派まで幅広い俳優陣らが出演する。監督は『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などで知られる矢崎仁司が務める。

大学入学から社会人になってからの10年間を描く本作。まもなく4月で新年度を迎えることにちなんで、これからチャレンジしたいことを聞かれると、「けんちん汁」と答えた中川は「作ってみたいなと思って。通っているジムの食堂で食べたけんちん汁がすごいおいしくて」と明かし、「あれを超えるけんちん汁を作りたい」と話した。

「日記」と書いた山田は「何度もトライしているんです。何度も断念して。忘れちゃうし、途中で終わりにしちゃうんですけど…。もう1回書き始めようというのを毎年この時期くらいに」と明かし、これまでに最高は「2か月くらい。恥ずかしくなったりするんです、書いていることに。これが残るのか」と考えてしまうというが、これに橋本は「遺品とかで見られちゃうのは恥ずかしい」と共感したが中川からは「もう遺品の話しですか?」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。一方で中川も「やろうと思ったことはあるんですけどノートを買って満足しちゃった」と共感しており、山田は「すごいいいノートを買って私も満足しちゃう」と笑った。

続いて、「百名山」と書いた臼田は「たまに山に登るんですけど、ハイキングと登山の間くらいの軽めなのが自分には合っていて」と明かしつつ、これまでには筑波山に登ったことがあるといい「ちょうどいい疲労感と山頂では気持ちい素晴らしい景色が見れたのでチャレンジしていきたい」と意気込んだ。

「ヒップホップダンス」と書いたは橋本は「やってるんですけど、もともと踊ることが好きで。コンテンポラリーはやっていたんですけど、今ヒップホップと日本舞踊の習い事を始めて楽しんでいます」と明かした。

【写真・文/編集部】

『早乙女カナコの場合は』は全国で公開中
監督:矢崎仁司
出演:橋本愛
 中川大志、山田杏奈
 根矢涼香、久保田紗友、平井亜門/吉岡睦雄、草野康太/のん
 臼田あさ美
 中村蒼
配給:日活/KDDI
©2015 柚木麻子/祥伝社 ©2025「早乙女カナコの場合は」製作委員会