マイケル・グレイシー監督が贈る圧巻のスケールと幻想的かつ、Fantasticalな世界を驚くべき斬新なビジュアルと感動的な音楽で作り出すミュージカル・エンターテイメント『BETTER MAN/ベター・マン』の本編映像が解禁された。
監督は2018年に日本公開されたミュージカル・エンタテインメント『グレイテスト・ショーマン』で世界中を感動させたマイケル・グレイシー。最新作で主人公に選んだのは、イギリス音楽界において史上最高の売り上げ記録をいまだ維持する“スーパー”ポップスターのロビー・ウィリアムス。1990年にボーイズグループ「テイク・ザット」のメンバーとしてデビューし、その後ソロアーティストとして世界的な成功を収めたウィリアムスの波乱に満ちた人生を、観る者を夢中にする斬新な映像表現で、切なくもダイナミックに描き切る。12月9日[現地時間]にノミネーションが発表された第82回ゴールデングローブ賞にて、本作の楽曲「Forbidden Road (by Robbie Williams, FreddyWexler & Sacha Skarbek)」が最優秀主題歌賞にノミネートを果たし、映画を彩る楽曲に早くも世界中から注
目が集まっている。
今回解禁された本編映像は、主人公のロビー・ウィリアムスと、1990年代にUKポップアイコンとして一世を風靡したガールズグループ:オール・セインツのメンバー、ニコール・アップルトンが、恋に落ちていく様子を描く「She’s The One」のミュージカルシーン。南フランスを舞台にした大晦日の船上パーティーにて運命的な出会いを果たすロビーとニコールが魅せる、美しく優雅な歌唱とダンスには思わずうっとり。製作チームはこの幻想的でエモーショナルな本シーンを撮影するために、約2か月もの間、24時間体制でセットを組み立て、スタジオに“スーパーヨット”を建造し、本作最大規模のセットを用いて撮影したそう。広い船上を大胆に駆け巡り、パ・ド・ドゥと呼ばれるバレエダンスを複雑な動作やリフトを交えながら優美に踊り惹かれ合う2人の姿は、観客もロビーとともに恋に落ちたかのように心つき動かされる。
本映像内の 「She’s The One」をはじめ、劇中に登場するロビーの楽曲のほとんどは本作のために再レコーディングされているのだが、それらはどれも、チャート上位にランクインしてきた大ヒット曲で多くのファンに知られているため、新バージョンはストーリーに貢献しつつも、オリジナルから大きく逸脱することがないようなバランスが求められた。マイケル・グレイシー監督は「歌詞は一切変えていませんが、ロブが経験したことが観客の心により深く伝わるよう、曲の歌詞に重点を置いています。ストーリーをそれぞれの曲の歌詞を通じて物語を探求したり、それを補完したり、ベースにしたり、あるいはその瞬間を引き立てるようなプレイをする必要がありました」とミュージカルシーンを演出する上でのこだわりを振り返る。
実際に、1999年にロビー・ウィリアムス自身がリリースした「She’s The One」と比較すると、劇中で使用される本楽曲はニコールの声も合わさることで、よりダイナミックな印象を感じられる一方、原曲から感じられる何処とないもの哀しさを内包する印象を持つ。ロマンチックな出会いに胸を高鳴らせるふたりを待ち受ける、順風満帆とはいえない未来をも想起させる、監督の演出手腕が光る仕上がりだ。
監督の前作『グレイテスト・ショーマン』からの再タッグとなった音楽スーパーパイザーのジョーダン・キャロルも「彼は驚異的なビジュアルと心の琴線に触れるシーンを作り出す天才なのです。音楽とビジュアルの相乗効果を求めている。一音一音を大事にしながら、音楽からも物語を描いていく彼の仕事はとてもやりがいがありました」と監督の仕事ぶりを評価するように、 「She’s The One」を通してロビー、そしてニコールの劇的な物語が描かれていく。いよいよ3月28日(金)に公開を控える映画『BETTER MAN/ベター・マン』。監督によって新たな命を吹き込まれた美麗な楽曲の数々にも注目だ。
本編映像
『BETTER MAN/ベター・マン』は2025年3月28日(金)より全国で公開
監督:マイケル・グレイシー
出演:ロビー・ウィリアムス
配給:東和ピクチャーズ
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