『事故物件ゾク 恐い間取り』の製作報告会見が3月16日(日)に都内で行われ、渡辺翔太(Snow Man)、畑芽育、吉田鋼太郎、中田秀夫監督が登壇した。

興行収入23.4億円を記録し、社会現象になった『事故物件 恐い間取り』の最新作『事故物件ゾク 恐い間取り』。『事故物件 恐い間取り』に引き続きメガホンをとるのは、『リング』(98)で日本映画界のホラーブームを牽引しハリウッドへも進出、その後も数々のヒット作・話題作を生み出し続けるホラー映画の名手・中田秀夫。原作は実際に事故物件に住みつづける松原タニシによる『事故物件怪談 恐い間取り』シリーズ(二見書房)。「恐すぎて部屋に入れない」とノンフィクション・ホラーとして絶大な人気を誇り、シリーズ累計25万部を記録する、実体験による著書がスケールアップして映画化される。新たな主人公「事故物件住みますタレント」桑田ヤヒロ役を演じるのはSnow Manの渡辺翔太。本作が映画単独初主演作となる。そして、ヤヒロの恋人・春原花鈴役には畑芽育。ヤヒロが所属する芸能会社社長の藤吉清役を吉田鋼太郎が務める。

本作で映画単独初主演を務める渡辺は「映画も初主演ですし、ホラー映画も初めて。監督は日本のホラー映画を牽引する中田監督。そして隣には鋼太郎さん、畑さん。名だたるキャストがいる中で、前作も先輩の亀梨和也くんがやられていて、それも大ヒットして」と話し、「プレッシャーがとにかくある。総合的に背筋が伸びる。ホラー的に言うとそのシチュエーションだけで背筋が凍る。ホラーとは違う怖さがありました」と心境を明かした。

この日、イベントが行われた会場は1軒目に登場する物件をイメージしているが、渡辺は撮影を振り返り、「1軒目の物件は一人暮らしとかで日常であり得る物件だったので、その中で起こる怪奇現象は現実でもありそうだなと」とリアルな状況に怖さを感じたという。

クランクアップを迎えたという本作だが、渡辺は「クランクアップしてほっとしたと言いたいところですが、前作があるのは僕にとってはかなりプレッシャーです。一息したい気持ちもあるけれど、公開もすぐなので、盛り上がる夏にしたいという思い。ある意味緊張感は保たれたまま」と語った。

そんな撮影について「順調にいき過ぎて毎日早く帰ることができていました」と振り返った畑は「ホラーを撮られるということで構えて現場に入ったんですけど時間が和やかに進んでいきました」と撮影現場の様子を明かした。

イベントでは、前作で主演を務めた亀梨和也からビデオメッセージが到着。「後輩である渡辺くんが作品を引き継いでくれることは嬉しく思っています」と喜び、「今回はどういった結末を迎えるのか注目したい。プロモーション活動も多々あると思いますが、ゾクっとするような夏になるようにプロモーションを頑張っていただきたい」とエールを送り、「身の安全は確保してください。いろいろな場所に行くかもしれないので、出演者の皆さん、そちらはぜひ何か対策をしていただきたいです。映画の完成、公開を楽しみにしています」とアドバイスを込めてメッセージを伝えた。

「事務所の先輩で大変お世話になっていますし、勝手ながら亀梨くんと縁があると思っていて。この作品以外にも亀梨くんが主演舞台も引き継がせていただいた経験もありまあすし、今回も亀梨くんがやられていた前作を僕が引き継ぐ形でやらせていただいた。亀梨くんがレールを引いてくれたのを後から継がせていただくことが結構あったので、感謝といろんな連絡をさせていただいて」と感謝を伝え、「前作に負けないように『ゾク』もヒットさせられたら」と意気込んだ。

【写真・文/編集部】

『事故物件ゾク 恐い間取り』は2025年7月25日(金)より全国で公開
監督:中田秀夫
出演:渡辺翔太、畑芽育、吉田鋼太郎
配給:松竹
©2025「事故物件ゾク 恐い間取り」製作委員会