『ウィキッド ふたりの魔女』の大ヒット御礼!日本語吹替版キャスト舞台挨拶が3月17日(月)にTOHOシネマズ日本橋で行われ、高畑充希(エルファバ役)、清水美依紗(グリンダ役)、海宝直人(フィエロ役)、入野自由(ボック役)、ゆりやんレトリィバァ(シェンシェン役)、山寺宏一(ディラモンド教授役)、武内駿輔(エメラルドシティ語り手役)、日本語吹替版の演出を務めた三間雅文が登壇した。
不朽のミュージカルとして20年以上愛され続けてきた「ウィキッド」が待望の映画化。エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ実力派シンシア・エリヴォと、グラミー賞の常連で世界を魅了し続けるアーティスト、アリアナ・グランデを主演に迎え、『クレイジー・リッチ!』や『イン・ザ・ハイツ』のジョン・M・チュウが監督を務める、音楽と魔法が彩る感動のエンターテインメント『ウィキッド ふたりの魔女』。
3月7日(金)に公開された本作は、昨日までに興行収入が10億円を突破の大ヒットを記録している。既に反響を受けているというキャスト陣だが、「『ウィキッド』という映画を楽しみにしていた方が多くて。吹き替え、字幕問わず『泣きすぎてどうしていいか分からなかった』と興奮した連絡が来たりして。何回見ても楽しい作品という印象」と話す高畑。清水も「字幕も吹き替えもどちらも見ている方が本当に多い。私も字幕を見た時に何回も見たくなるような、重ねていくうちにこのシーンの受け取り方、感情が変わっていく感じがあった」と語った。
「僕にとっても人生の中の大切な1作である『ウィキッド』を皆様とシェアして一緒に楽しむことができる幸せを日々かみ締めています」と挨拶した海宝は、自身がミュージカルで活躍していることから「お客様もミュージカルが大好きな方が多くて、今回の『ウィキッド』に大興奮していて。役者仲間も『ウィキッド』が好きな人たちがいるんですけど、みんな見て感動して興奮していて」と周囲の反響を語った。
「出演者しても嬉しいんですけど、一ファンとしても『ウィキッド』を見ることができて、皆さんと共感できることを嬉しく思っています」と作品愛を語った入野は、衣装展も訪れたといい「近くで仕事をしていた時に絶対に行かなきゃと見に行って。写真もファンの一人としていろんなものを撮って。これに自分が参加できていることが嬉しくて、より実感をした瞬間でした」と振り返った。さらに、自身の作品は劇場に行って見ることはなかなかないというが「『ウィキッド』は元々好きだったのもあってドキドキしながら見に行ったんですけど、こだわりが随所に見れる作品だと感じました」と明かした。
そんな“こだわり”について、本作で日本語吹替版の演出を担当した三間は「“ガリンダ”がなぜ“グリンダ”になるというところがこだわり」と話し、「前歯を思い切り前に出す。ヤギのベロをまっすぐ伸ばしてていただいて、歯を大きく前に出して“ガ”と言おうとすると“グ”になるんです。山寺さんが研究した成果を試して」と明かした。その山寺のキャスティングについて、三間は「動物と言えば山寺宏一さん。頼りになるお兄さんなので」と称賛した。
また、イベントでは春にちなんで新たに挑戦したいことをフリップで披露。「乗馬」と書いた海宝は「映画を見てフィエロかっこいいなと思って。ポニーにしか乗ったことがないので。役者としても時代劇とかあると馬に乗れるといい」と語ると、高畑が「お尻削れそうになるよ」と明かし、これには海宝も「本当?そんなに痛い?」と驚きを隠せない様子だった。さらに高畑が「フィエロが馬に乗れるから、乗れる人だと勝手に思ってた」というと、海宝は「余計頑張らないと」と笑っていた。その高畑は「天ぷら」と書き、「あまり家で揚げ物をしないので、春なので山菜とか揚げながら食べたい」と語った。
【写真・文/編集部】
『ウィキッド ふたりの魔女』は全国で公開中
監督:ジョン・M・チュウ
出演:シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョナサン・ベイリー、イーサン・スレイター、ボーウェン・ヤン、ピーター・ディンクレイジ with ミシェル・ヨー and ジェフ・ゴールドブラム
配給:東宝東和
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