DMM TVオリジナルドラマ『ドンケツ』の第3弾キャストが発表された。
たーしによる本格極道漫画「ドンケツ」は、「ヤングキング」にて2011年から2019年まで第一部を連載。その後「ドンケツ 第2章」が同誌にて2019年から2023年まで連載され、2024年から「ヤングキングBULL」にて連載中。ドンケツとは、北九州最大の極道組織月輪会(がちりんかい)、その中でも武闘派で鳴らす孤月組(こげつぐみ)で最強と恐れられるヤクザ、伊藤英明演じる沢田政寿の物語。20年前、敵対組織にロケットランチャーをぶちこんで以来、ロケットランチャーのマサ、通称「ロケマサ」の異名で恐れられていた。しかし、堅気、ヤクザを問わず腕力に物を言わせて金をタカり、上役にも平気で喧嘩を売るなど、問題ばかりを起こす傍若無人な性格が災いし、40代後半になっても出世の見込みがない、所謂“ドンケツ”ヤクザであった。『ドンケツ』は、そんな最強の漢が、しがらみまみれの極道界を拳一つで突き進む極道物語である。
今回、第3弾キャストとして、月輪会を長年マークし続けている刑事の佐藤一役に安田顕、東京下町出身の漢気ヤクザ相場桃次郎役に今井翼、関西天豪会城光組若頭補佐の平山元(ゲンコ)役に久保田悠来、月輪会十五夜組の陰に潜む実行部隊のリーダー杉田丈二役に早乙女太一、十五夜組の若き組長、麻生洋助役に浅香航大、その麻生とともに頭角を現した十五夜組若頭の小田切学役には横山涼といった俳優陣の出演が発表された。
また、キャラクタービジュアルが解禁された。伊藤演じるロケマサに始まり、漢気溢れる超ド級、迫力満点のダイナミックなビジュアルが解禁されてきたが、今回の一癖も二癖もあるキャラクターもまた原作漫画を忠実に再現されている。どのキャラクターからもただならぬ雰囲気が醸し出されており、折り紙付きの実力を持つ俳優らの怪演に期待せずにはいられない。
佐藤一(演:安田顕)
北九州中央警察署の刑事でヤクザ撲滅を掲げている。ヤクザを絶対悪として徹底的に目の敵にしている。だがその強引な捜査は警察内部からも否定的な目で見られている。月輪会を長年マークし、宮本・野江谷とも渡り合う。ロケマサの圧力に対しても一歩も引かない実力の持ち主。
安田顕 コメント
佐藤一を演じました安田顕です。
恐らく二度と言う事はないであろう夢のようなセリフのオンパレードを喋らせていただいて楽しかったです。
演じた佐藤にとっての生きがいは、良いか悪いか別にして逮捕した人数であったり、取り締まった人数、これが佐藤にとっての喜びなんだろうな、と。
この世から極道なんていなくなれ、悪は必ず一掃してやる、という想いは常に持っているけど、いなくなってしまったらやることが無くなってしまう、マサとか周りの人間が佐藤にとって生きがいなんだと感じました。
現場では、伊藤さんがすごく礼儀正しく謙虚に接してくださり、周りのスタッフさん達にも気を遣われていて、座長としてとても頼もしかったですし、水田監督とまたご一緒できて大変嬉しかったです。
理屈抜きにスカッとする娯楽作品です、是非ご覧ください。
相場桃次郎(演:今井翼)
東京の下町出身で義理人情を大切にする漢気ヤクザ。面倒見のいい兄貴分としての優しい一面と復讐に燃える非情な側面を併せ持つ。かつて所属した白鷺一家を麻生と小田切によって壊滅まで追い込まれた過去を抱え、2人を追ってやって来た北九州の地でロケマサの舎弟となり、仇を討つチャンスを窺う。
今井翼 コメント
演じた桃次郎は江戸っ子らしく、原作でも描かれているように一本筋の通った男です。昔かたぎなところが魅力の一つですし、強い信念が込められた役なので、しっかり意思を持って演じさせていただきました。
水田組はすごく雰囲気が良くて、演技に集中できて非常にやりがいがありますし、シーンによって痺れる日もあり、とても楽しかったです。
原作同様、ドラマでも非常に一人一人のキャラクターが濃く描かれていると思うので、桃次郎も含めて各キャラクターに注目していただきながら、楽しんでいただきたいです。
平山元(通称:ゲンコ)(演:久保田悠来)
天豪会城光組の若頭補佐、通称・ゲンコ。周囲からは浪速の喧嘩太郎と呼ばれる。ロケマサと同じくらいの巨躯と腕っぷしの持ち主。無類のケンカ好きで、厚い人望も併せ持つカリスマ的存在で組長からは「天豪会の宝」と称されるほど。天豪会の看板に泥を塗ったロケマサに対し、強い闘争心を抱いている。
久保田悠来 コメント
本当にプロフェッショナルな方々の集まった素晴らしいスピーディーな集中した現場で、関西弁も含めていろいろ大変ではありましたが、充実した3ヶ月間でした。
ゲンコは「天豪会」の次期トップでマサの永遠のライバルといいますか、喧嘩もマサと同じぐらい強いです。
あと、背中の龍もすごく丁寧にやっていただきましたので是非見て欲しいです。
キャスト的には男祭りという感じなので、その男臭さ、いつまでたっても男子中高生みたいな雰囲気も味わってもらいながら、シリアスなドラマとのギャップを楽しんでいただけたらなと思います。
杉田丈二(演:早乙女太一)
正式な組員ではないが麻生と小田切の下で動く、十五夜組の影に潜む実行部隊のリーダー。用心深い麻生と小田切が全幅の信頼を置く唯一無二の男。長年裏の仕事をこなしてきたその実力は筋金入りで、様々な手段を用いて月輪会を掻き乱す。
早乙女太一 コメント
杉田丈二役の早乙女太一です。
非常にスリリングな作品で、そんな世界観に入っていたので、とても刺激のある日々で、一瞬でも気を緩めると、この物語の世界の中のように、誰かにサっとやられてしまいそうな、そんな緊張感が常にある撮影現場でした。
スタッフやキャストの方たちも本当にプロフェッショナルな方たちがこの作品にしっかりと向き合っていたので、作品に負けないエネルギーが撮影現場にあったかなと思います。
僕も北九州の出身で、北九州独特の街の空気感があるんですけど、それでも普段過ごしていると、日常にこんな強面の人たちに会うことはないので、その空気感に自分が入れるのか、自分で作っていけるか、ということを気を付けていましたが、現場に行けば自然とその空気感があって、キャストの方たちも登場人物としてそこに存在していたので、自分で何かを作るということではなく、行けばそこに「ドンケツ」の世界があったので、すんなりと入ることができました。
もちろん原作を知っている方も楽しめると思いますし、知らない方もこの「ドンケツ」という世界観がどんどん繰り広げられていて、皆さんが現実ではあんまり目の当たりにすることのないようなすごく刺激的な物語が楽しめると思います。また、出てくるキャラクターは、本当に個性豊かな方たちばかりなので、楽しんでいただけると思います。
麻生洋助(演:浅香航大)
十五夜組の組長。わずか3年という異例のスピードで組長に昇進した。あらゆる悪事に手を染めており、若頭で幼馴染でもある小田切と共に野江谷に近づき、月輪会を揺るがす計画を企てる。これまでも裏社会で暗躍しており、かつて東京では桃次郎のいた組を解散に追い込んだ。
浅香航大 コメント
麻生洋助役を演じさせていただきました。元々原作を読ませていただいていたこともあり、男としてもワクワクする現場で、麻生という役で参加できたことはすごく嬉しかったです。
伊藤英明さんは、昔からお世話になっている先輩なので、今作で久々に共演させていただいたことも嬉しかったです。そして、ずっとご一緒したかった水田監督との撮影は本当にあっという間で貴重な時間でした。
麻生は、かなり大きなバックボーンがあるキャラクターです。
ドラマでは描かれていない部分も、小田切(横山涼さん)と丈二(早乙女太一さん)との関係性をしっかり意識しながら、丈二とのコミュニケーションの取り方など、何か表現できればと思いながら演じさせていただきました。
麻生はメインキャラクターたちの敵役として描かれていますが、麻生なりの筋が通っていて、天下を取りたい、成り上がりたい、その理由もちゃんとしたバックボーンがあってかっこいい男です。そういった部分も含めて麻生を愛して演じました。
見どころは、個性豊かなキャラクターたちです。僕もみなさんの役作りに負けないようにと思って演じました。僕が参加しないシーンでも、かなりド派手なアクションや面白いシーンがたくさんあるので、僕自身も楽しみですし、視聴者の皆さんにも楽しんでいただければと思います。
小田切学(演:横山涼)
十五夜組の若頭。組長の麻生と共に頭角をあらわした十五夜組のブレーン。麻生とは組に入る以前より共に動いてきた。常に冷静に先を見据え、組を裏から操り自分の手を汚さずに数多くの組を潰してきた。金と権力を得るためには手段を選ばない。
横山涼 コメント
小田切学を演じました横山涼です。
小田切は暗躍する役、裏で何をしているか分からないみたいなキャラクターだったので、なかなかメインキャストの方々と会う機会が無かったのが寂しかったです。
原作でも、小田切はミステリアスな要素もありカッコよく魅力的なキャラクターなので、僕も小田切のピシッとした面と荒々しい面、その使い分けを今回意識しながら演じましたので、ぜひそこも一つの魅力として見ていただければ「ドンケツ」はきっと原作ファンの方も楽しみにしてくださっていると思います。絶対に期待を裏切らない、面白い出来になっていると自信がありますので、ぜひ見ていただければ幸いでございます。どうぞお楽しみに。
『ドンケツ』は2025年4月25日(金)よりDMM TV独占配信
監督:水田伸生
出演:伊藤英明
安田顕、金子ノブアキ、今井翼、青柳翔、久保田悠来、葉山奨之、早乙女太一、浅香航大、横山涼
眞島秀和、寺島進
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