伝説の殺し屋が正義のために爆弾テロリストの壊滅に挑むハードボイルド・アクション『プロフェッショナル』の本編映像が解禁された。
主演リーアム・ニーソンの故郷でもある北アイルランドを舞台に、暗殺請負の仕事に長年従事していた男が引退し、別の人生を歩もうとした矢先、IRAのテロ集団と対決する。ハードな修羅場を幾度も潜り抜けてきた過去を持つ主人公が、その優しさゆえ、疲弊した心身を奮い立たせながら、最後の戦いに立ち向かっていく―。1970年代当時の北アイルランド紛争という混沌とした政治・社会状況をリアルに反映。フィクションの醍醐味を存分に打ち出しつつ、あり得たかもしれない現実味を映し出している。監督は長年、クリント・イーストウッド監督とタッグを組んできたロバート・ロレンツ。ニーソンとは『マークスマン』(2021)で組んでおり、今回が二度目の監督×主演タッグとなる。
今回解禁された本編映像は、リーアム・ニーソン演じる元退役軍人で暗殺請負人フィンバーの渋さと、殺し屋ながらに人としての礼儀を重んじ、品格を備えた人物であることが伝わるシーン。行きつけのパブで女性従業員からお礼とビールを1杯奢ってもらうフィンバー、その向かいにはビンゴゲームを楽しむ同業のケビンが座っている。彼が店員に向かって何気なく言った「最近埋めた女と似てる」の一言に表情が変わるフィンバー。それに気づかず、お調子者のケビンは「女は最後のときも男より冷静だと思わない?堂々としてる」と続ける。「なんてことだ」と呆れ顔にを見せると、ケビンも「まさか…」とフィンバーが女性には手を出していないことを察する。
「なんて残忍なことを」と言われるも「残忍な女だった。顔も残忍、泣き面は多少マシ。」と死者を嘲笑し、ビンゴゲームに夢中になるケビン。「イカれてるんじゃないか?」と語気を強めるフィンバー。それでも負けずに言い返してくるケビンに「私にとって殺しは笑い事じゃないし、もう二度とやらない。だがお前が死にゆく人の涙を笑ったと聞いたら殴り飛ばすぞ」と胸ぐらを掴んでりつける。フィンバーの言葉を噛み締めているかのようにみえたが、まだまだ若いケビンは「全部で何人殺したの?」と嫌味で返す。その瞬間、フィンバーは強烈な一撃をケビンにお見舞いする。殺し屋と言えども節度を重んじ、他者への礼節を大切にし、自身の品位を保つフィンバー。リーアム・ニーソンが演じることで溢れんばかりの渋いオーラを放っている。
本編映像
『プロフェッショナル』は2025年4月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督:ロバート・ロレンツ
出演:リーアム・ニーソン、ケリー・コンドン、ジャック・グリーソン、キアラン・ハインズ、デズ
モンド・イーストウッド、コルム・ミーニイ
配給:AMGエンタテインメント
© FEGLOBAL LLC ALL RIGHTS