『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』の記者会見＆ジャパンプレミアが4月3日（木）に新宿ピカデリーで行われ、ファン・ジョンミン、チョン・ヘイン、リュ・スンワン監督が登壇した。

2015年に公開されて大ヒットした痛快アクション『ベテラン』の第2弾となる本作。前作に続きリュ・スンワン監督がメガホンをとり、ファン・ジョンミンが9年の時を経てベテラン刑事ソ・ドチョル役で再び主演、前作以上にキレのある激しいアクションを披露する。さらに新たに凶悪犯罪捜査班に加わる新人刑事パク・ソヌ役にチョン・ヘインがW主演で最強タッグを組む。また、凶悪犯罪捜査班のメンバーとしてオ・ダルス、チャン・ユンジュ、オ・デファン、キム・シフ、さらにアン・ボヒョンと豪華キャストが集結した。

9年ぶりの続編となる本作だが「9年という時間は長い時間なんですけど、私たちはいつも続編を作ろうと話していましたので9年という時間に気が付かなかったです」と話すリュ・スンワン監督は「みなさなんにこの作品の続編を作って、さらに発展した姿、以前とは違った姿を見せたいという思いがあったからです。主人公がすてきに成長した姿を撮るために悩んでいた時間が9年という時間でした」と明かした。

本作でファン・ジョンミン演じるソ・ドチョルとバディを組むパク・ソヌ役のチョン・ヘインは「最初にオファーをいただいたときは夢のようでした。学生のころに『ベテラン』を見て魅了されていたので夢のように感じられました」と話す一方で「プレッシャーは感じていたんですけど、撮影が始まったらファン・ジョンミン先輩が歩み寄ってくださいました」と明かし、「普段お酒をお飲みにならないんですけれど、一杯やろうと手を差し伸べて誘ってくださいました。気楽な気持ちで楽しく撮影ができました」と感謝を伝えた。

そのファン・ジョンミンは「私は『ベテラン1』から参加していますので軽い気持ちで臨めたと思います。でもチョン・ヘインさんは2作目からの参加で、そのプレッシャーは大きなものがあったと思う。それにもかかわらずカレはスポンジのようにいろんなものを吸収して受け止める素晴らしいエネルギーを持っている俳優」と称賛し、「彼が持っている人への接し方だったり作品への取り組み方を学ばせていただいた。私はチョン・ヘインさんが大好きです」と笑顔を見せた。

韓国では350回の舞台挨拶が行われたという本作だが、「皆さんと目を合わせてお披露目する時間は、俳優の私たちにとっても大きなもので、思い出に残るものでもあり、光栄なものです」と語ったファン・ジョンミンは「いざ舞台挨拶をしている最中はとにかく楽しみながら舞台挨拶をしていました」と語った。

また、日本で映画の舞台挨拶は初めてだというチョン・ヘインは「日本には多く来ているのですが、俳優として出演した作品を持ってご挨拶できるのは幸せなことで、一番胸がいっぱいになる」と話し、「韓国では舞台挨拶をたくさんしたんですけど、僕は舞台挨拶をたくさんすることで健康になりました。その時は階段を上ったり下りたりを何回もしたので下半身が強くなりました。ここに立っていると、舞台挨拶をしていたときの時間や思い出がよみがえってきます。僕にとっていいプレゼントをしていただいてありがとうございます」と語った。さらにフォトセッション時には「ここ一周してきたらどうですか？」というファン・ジョンミンのリクエストに応じて、チョン・へインが客席通路を一周するサプライズで会場を沸かせた。

【写真・文／編集部】

『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』は2025年4月11日（金）より新宿ピカデリーほか全国で公開
監督：リュ・スンワン
出演：ファン・ジョンミン、チョン・へイン、アン・ボヒョン、オ・ダルス、チャン・ユンジュ、オ・デファン、キム・シフ、シン・スンファン
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
© 2024 CJ ENM Co., Ltd., Filmmakers R&K ALL RIGHTS RESERVED