大ヒットシリーズ最新作『パディントン 消えた黄金郷の秘密』で前作から登場する人気キャラクターであり、英俳優ヒュー・グラント演じる落ち目の俳優フェニックス・ブキャナンの声優を斎藤工が続投することが発表された。

世界40か国語で翻訳、全世界3,500万部以上の売り上げを誇るロングセラー児童小説「パディントン」シリーズを実写映画化した『パディントン』シリーズ。本作で再びスクリーンに帰ってきたペルーからロンドンへやって来てブラウン一家の一員となったクマのパディントン。“紳士な”性格から街の人気者になった彼は、ついに正式に英国民と認められブラウン一家とロンドンで暮らしている。前作『パディントン2』から7年ぶり、3作品にわたりパディントンの吹き替えを務めるのは松坂桃李。パディントンと一緒に暮らすブラウン一家の長・ブラウンさん役の古田新太、ブラウン家の長女・ジュディ役の三戸なつめも、前作から引き続いて吹き替えを務める。さらに、本作の新キャラクターである老グマホームの院長・クラリッサ(オリヴィア・コールマン)役として吉田羊がパディントンファミリーに加わる。

ヒュー・グラント演じるフェニックス・ブキャナンと言えば、前作『パディントン2』(18)に登場した落ち目の俳優にして変装の天才。前作では、財宝の手がかりが隠された「世界にたった一冊しかない飛び出す絵本」を巡りパディントンと激しい争奪戦を繰り広げた。絵本を強奪しパディントンに濡れ衣を着せ、パディントンをまさかの刑務所送りにするなど、信じられない程の狡猾さもあるが、どこか抜けていて憎みきれないキャラクターだ。日本語吹き替え声優はヒュー・グラントと同じくカッコいいけれど、チャーミングな魅力もある斎藤工がユーモアたっぷりに演じ人気を博した。

前作から7年ぶりの続投となった斎藤。併せて公開されたコメント映像では「とても難しくて面白い役なんですが、今回はかなりトリッキーな出方をしております。是非、エンドロールが終わるまで席は立たないようにして頂けたらと思います。」とコメント。前作ではパディントンに敗れ刑務所に収監中のはずのブキャナン。果たして、今回はどんなシーンで登場するのか?

さらに、アフレコ収録後のインタビューでは「今回はパディントンの原点というか、最新作にして”エピソード0”みたいな部分があるのかなと思います。相変わらずユーモラスでラブリーで、独特のシニカルさも持った英国的な世界観っていうのは唯一無二だなって思いました。」とパディントンの故郷・ペルーを舞台に“パディントンの秘密”が明かされる本作の魅力をアピール。また「やっぱり生身の俳優さんたちがアントニオ・バンデラスだったり、オリヴィア・コールマンだったり、その名優たちが、どうパディントンの既存の世界にチャンネルを合わせていくかという、その様も同業者としてはやっぱものすごくたぎるものを感じました。」と映画人らしい熱いコメントを残した。

斎藤工 インタビュー映像

『パディントン 消えた黄金郷の秘密』は2025年5月9日(金)より全国で公開
監督:ドゥーガル・ウィルソン
出演:ベン・ウィショー(声の出演)、ヒュー・ボネヴィル、エミリー・モーティマー、ジュリー・ウォルターズ、ジム・ブロードベント
配給:キノフィルムズ
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