なにわ男子 長尾謙杜が劇場映画初主演を務める映画『おいしくて泣くとき』の本編映像が解禁された。

映画『ふしぎな岬の物語』(2014)の原作「虹の岬の喫茶店」などメディアミックスが相次ぐ人気作家・森沢明夫による、“人を純粋に想う優しさ”をまっすぐに描き、多くの読者を温かい涙に包んだ「おいしくて泣くとき」を実写映画化。監督を務めるのは、森沢の著書を映画化した『大事なことほど小声でささやく』(2022)でもメガホンをとり、本作が2度目のタッグとなる横尾初喜。主人公・心也を演じるのは、なにわ男子のメンバーである長尾謙杜。俳優としても躍進する長尾が本作で初の劇場映画主演を務める。ヒロイン・夕花を演じるのは、アニメ映画『かがみの孤城』(2022)で主人公の声を務め、「カルピスウォーター」14代目CMイメージキャラクターに抜擢されるなど活躍目覚ましい當真あみ。フレッシュかつ強烈に“今”を感じさせる注目の若手俳優たちが、一生に一度の切ないラブストーリーを紡いでいく。

今回、本作でも特に印象的で、思い返すと涙が出てきてしまうシーンの本編映像が解禁された。さわやかな夏の日にも関わらず、小刻みに震えながら小さくうずくまる夕花(當真あみ)と、優しい目で夕花を見つめ、そばに居続ける心也(長尾謙杜)が切り取られたこのシーンは、2人の逃避行のきっかけとなるとある事件が起こった直後。心也は自分がかぶっていた帽子を、まるで包み込むかのように、泣いている夕花の頭にやさしくかぶせる。「私…逃げたい…遠くに……。もう、安心したいんだ……」とぽつりぽつりでてくる夕花の本音に一瞬驚くも、力強く「行こう」と答える心也。

学校では明るく振舞っていた夕花からは想像したことのなかった弱弱しい姿に戸惑いながらも、隣から片時も離れることなく本音を受け止め、まっすぐに夕花を想い、手を引こうとする心也の姿が胸を打つ。ひょんなことから誕生した2人だけの部活動【ひま部】を通じて、誰にも言えなかった本音をお互いに徐々にさらけ出していく夕花と心也。短くも淡い、ひと夏の逃避行にむかう2人の行方をぜひ本編で見届けていただきたい。

本編映像

『おいしくて泣くとき』は全国で公開中
監督:横尾初喜
出演:長尾謙杜、當真あみ
 水沢林太郎、芋生悠、池田良、田村健太郎、篠原ゆき子、安藤玉恵
 尾野真千子、美村里江
 安田顕、ディーン・フジオカ
配給:松竹
©2025映画「おいしくて泣くとき」製作委員会