ルカ・グァダニーノ監督×ダニエル・クレイグが贈る一途な恋のために、地の果てまでも行く男の切ないラブストーリー『クィア/QUEER』の新ビジュアルが解禁された。
『君の名前で僕を呼んで』でひと夏の切ない恋を描いたルカ・グァダニーノ監督が、愛する相手と心身共にひとつになりたいと切望する男を描く本作。主人公の孤独な中年男リーを演じるのは、007シリーズの主人公ジェームズ・ボンドの鎧を脱ぎ捨てたダニエル・クレイグ。自分を保てないほどに相手を求める圧倒的ピュアネスを演じきる姿は、あまりに痛く愛おしく、見るものの心を激しく搔き乱す。2024年の第81回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミアを迎え、第96回ナショナル・ボード・オブ・レビューでダニエル・クレイグが主演男優賞を受賞。第82回ゴールデングローブ賞でも、主演男優賞(ドラマ部門)でノミネートされた。リーが恋する相手のユージーン役にはドリュー・スターキー。一見クールで感情を露わにしない新世代に見えつつも、己のアイデンティティへの戸惑いや葛藤が垣間見える絶妙な表情で、ユージーンの心の中の繊細なゆらぎを観客に突き付ける。
今回、ダニエル・クレイグ演じる主人公リーが、ドリュー・スターキー扮する最愛の人・ユージーンと浜辺で寄り添う姿を捉えた新たなビジュアルが解禁された。ユージーンに一目惚れしたリーは、彼と身も心も繋がりたいという気持ちを日増しに募らせていく。一途な想いを向けられ、ユージーンも気まぐれにそれに応えるが、感情を露にすることもなく、ミステリアスな雰囲気を崩そうとはしない。そんなユージーンに対し、リーは一緒に人生を変える奇跡の体験をしようと、幻想的な南米への旅へと誘い出す――。
新ビジュアルは、エクアドルのマナビ県の最大都市・マンタの浜辺でバスタオルをシェアして寄り添う二人の姿と“君がくれた 途方もない孤独”というリーのやるせない想いが表現されたキャッチコピーが添えられている。明るい陽射しの元で、愛する人と過ごす至福のひと時のはずなのに、サングラスの下でどこか物寂しそうな表情を浮かべるリーの姿が印象的だ。狂おしいほどに恋をし、相手を求めるリーの切々とした感情が胸に響いてくることだろう――。ダニエル・クレイグがすべてをさらけ出し、挑んだ、孤独な中年男性リーのどこまでも愛おしくなる恋の行く末を見届けていただきたい。
『クィア/QUEER』は2025年5月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ダニエル・クレイグ、ドリュー・スターキー、ジェイソン・シュワルツマン、レスリー・マンヴィル 他
配給:ギャガ
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